クヌギ、コナラなどの樹液の滲み出た木には、樹液を求めて様々な昆虫が集まって
きます。カブトムシ、クワガタムシ、カナブンの他、ジャノメチョウの仲間、それに
危険なオオスズメバチ等です。そんな樹液を囲んで、色んな昆虫が集まる場所を
「樹液酒場」と呼んでいますが、そこに生まれ、卵から成虫になるまでの一生を
過ごしているのがこのキスイムシの仲間。
体長は成虫で10~15mmと小さな甲虫ですが、蜂などの大きな昆虫が来てもあまり逃げず
相手の下に潜り込んでやり過ごしています。
正に、「一所懸命」の生き様!
幼虫は樹液の他、この場所で生まれた他の昆虫の幼虫も食べます。
↓ ヨツボシケシキスイ(ケシキスイ科)
↓ ヨツボシオオキスイ(オオキスイムシ科)