木津川河川敷の雑木林ではヤブツバキが開花をはじめました。
同じ場所での開花は、昨年に比べて7~10日ほど早いようです。
このヤブツバキやサザンカを含む椿科の花は、昆虫の少ない冬に咲く花の代表的なもので、
花粉の媒介は、主にメジロやエナガなどの小鳥の吸密によって行われています。
私の最初学歴によって得られた知識によりますと、この花の基部にはかなりの量の
甘い蜜がたまっていて、花冠を基部から引き抜いて吸うことにより密を味わうことができます。
私がここで言う「最初学歴」とは、学校の授業などのアカデミックな学歴のことではなく、
少年時代の遊びの中で、子供たちが自然に物事を学んでいく課程のことを指します。
糸の両端に小石を付けてオニヤンマを捕えたり、イタチの巣がある土蔵の穴の前に環にした紐をたらし
出てくるのを待って釣りあげたり、カナヘビやイモリを捕えて飼育したり、蛙に火薬を突っ込んで爆発させたり
神社の縁の下に木の枝や葉を敷き詰めて、仲間だけの秘密基地を作ったり等々
多くの子供たちが親からお小遣いなど貰えなかった、第2次世界大戦後の貧しい時代でしたが、
自然の中での楽しい遊びには全く事欠きませんでした。
時代も変わり、子供達の遊びもニンテンドーやソニーと大きく変化しましたが
地球的規模での環境の悪化が危惧される今、
次代を担う子供達が遊びを通じて自然を学ぶ事の大切さは今一度見直されるべきではないでしょうか。
ヤブツバキ<ツバキ科 ツバキ属>
今年は霜もおりないので、花達もいつ咲いてよいのか迷いそうです ^^;
こちらでもこの開花はちょっと早めです。
普通は今月末から1月の中旬なんですよ
メジロさんと一緒に撮りたかったんですけど来てくれませんでした。
しかし、福島も雪ふりませんね~