山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

カマツカ(鎌柄)

2010-05-06 21:49:42 | 被子植物離弁花

カマツカの花が咲いている姿を遠くから眺めると、ガマズミなどと外観よくにていますが、ガマズミは

スイカズラ科に属し、花冠の先端が5裂した合弁花であるのに対し、このカマツカは梅や桜と同じバラ科で、

5枚の花弁が1枚づつ離れた離弁花となっている点が異なります。

和名は材があまり太くならず、他のものには使えないが、鎌の柄や槌の柄ぐらいなら使えるという意味、

また別名をウシコロシとも言いますが、これは、材に粘りがあるため、牛の鼻輪を作ったことによるものです。

丸い花弁の花や、球形の蕾には独特の可愛い雰囲気があります。


カマツカ<バラ科 カマツカ属>  別名ウシコロシ






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4 コメント

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Unknown (指月山)
2010-05-09 22:25:17
やまぼうしさん、こんにちは
カマツカはサワフタギと似ていて、昔は間違えていたことがあります。
別名もウシコロシとルリミノウシコロシでよく似ています、バラ科とハイノキ科なのですがね、でも果実を見れば間違えることはありませんが。
<スイカズラ科・・・>になっていますよ
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アケボノツツジとアカヤシオ (さえ)
2010-05-10 18:31:03
昨日はありがとうございます。
一度連絡をと思いながら、ばたばたしていて、そちらから連絡を受けてありがたかったです。
写真楽しみにしています。
土曜日にアカヤシオを見に行きませんかとお誘いを受けて白倉山へ行ってきたのですが、ほかの人のレポを見ると白倉山のアケボノツツジとなっています。同じ種類なんでしょうがどこが違うのかご存知ですか?
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Unknown (やまぼうし)
2010-05-10 20:22:35
指月山さん 今晩わ~
またやってしまいましたね
早速訂正しました。ありがとうsunです。
そう言えばサワフタギは合弁花類のハイノキ科なんですね。
別名がルリミノウシコロシですから近似種と思っていましたが全く別なんですね。
勉強になりました。これで判別のポイントがよく分かります。
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難しいです (やまぼうし)
2010-05-10 20:27:46
さえさん 今晩わ~
アカヤシオはアケボノツツジの変種で、目立った違いはないようです。
図鑑によりますと花柄に線毛があればアカヤシオ、無毛ならアケボノツツジ
ということらしいです。
実際には花の位置が高いので確認は難しいです。
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