山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤママユ(山繭)

2023-07-27 15:00:09 | 昆虫

夜間に自動販売機の照明に誘われて飛来していたヤママユです。

沖縄県を除く日本本土で見られるチョウ目最大種で、翅の開帳寸法は120~150mmの蛾。

黄褐色、灰褐色、茶褐色など色にはかなり個体差があります。幼虫の食樹はクヌギ、コナラ等。

別名を「天蚕」と呼び、明治期~昭和初期までは、萌黄色の繭から絹繊維の一種、天蚕糸(てんさんし)

が生産されていました。現在、長野県の安曇野天蚕センターで天蚕飼育が復活再開されている例を

除けば組織的生産は途絶え、天蚕糸は「幻の糸」になっているようです。

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