花よりも実が美しいことで知られるニシキギ科の植物の中で 、特に美しいマユミと
ツルウメモドキです。どちらも花弁のように見えているのは果皮で、熟して弾けると
中から赤い仮種皮に包まれた種子が現れます。
マユミ(真弓) <ニシキギ科 ニシキギ属> 落葉低木
普通は3~5㍍位の低木ですが、中には15㍍に達する高木もあるそうです。材が緻密で
狂いが少ないことから、弓の材料として用いられたことから「真弓」の名がありますが、
現在では主として、果実の美しさから庭木として植えられることが多いようです。
ツルウメモドキ(蔓梅擬) <ニシキギ科 ツルウメモドキ属> 落葉つる性
実は野鳥の好物ですが、黄色い果皮と仮種皮の赤とのコントラストが美しいことから
生け花などによく使われます。
樹林帯に生えるものは他の樹木に軽く絡みながら伸びますが、他のつる性植物の
ように「絡みつく」という感じではなく、少し絡んでから上の枝へジャンプアップする感じです。
木津川河川敷では、樹木の生えていない砂礫地にも見られますが、そういった場所では
つる性植物はツルウメモドキでしたか
先日見かけて何だったかな~と悩んでいたところです
3m近く蔓を伸ばして果実を一杯付けていました
木津川河川敷にはツルウメモドキが結構多いんですよ。
しかし樹林部分に生えているものはこの画像のように長く蔓を伸ばしていますが
河原のような樹木の無い砂礫部分に生えているのは精々1mほどで灌木のような感じです。
この植物は充分な日照が得られる場所では幹や枝は蔓にはならないようです。