明るい草原の周囲をふわふわと飛びまわる、茶色で目玉模様があるジャノメチョウの仲間です。
幼虫の食草はススキやササなどのイネ科植物ですが、成虫はアカツメグサやヒメジョオンなど
色んな花から吸蜜を行い、河川敷周辺では産卵時以外はイネ科植物の群落より、むしろクズ
の葉などに止まっていることが多いようです。
ジャノメチョウ亜科では最小で、小さな個体ではベニシジミより少し大きいぐらい。
主な特徴として翅裏の繊細な波模様と後翅裏の目玉模様が5個などが挙げられます。
見間違えやすい種類としては近似種のウラナミジャノメがいますが、此方は後翅の目玉模様は
3個であることで見分けられます。大きさとしては両種に目立った違いはありません。
ヒメウラナミジャノメ <タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科>
かなり地味な色だけど、よく見るととても繊細なもよう~
蝶って不思議・・・きれいです。
ジャノメチョウの仲間は大体こんな色彩ですが、独特の目玉模様が見事で、ついレンズを向けたくなります。
特にこのヒメウラナミジャノメはベースの繊細な波型との相性もよく好きな蝶のひとつです。
2枚目の画像のように翅を開けた状態には中々出逢えません。