前翅は黒地に白い斑紋が鮮やかで、触角も白と黒が交互に並ぶ等、かなり目立つ姿で、
指で摘まんでみると、胸部と頭部の間で軋み音を出して威嚇する習性があります。
主に樹木の若枝の樹皮や葉を食べますが、食樹はヤナギ、ミカン、イチジク、クワなど範囲が広く
都会地では、プラタナスの街路樹などを食害することもあります。
また、イチジクやミカンなど果樹も食害するので、それらの栽培農家では重要な害虫の一つです。
6~8月が活動期で、交尾を終えた雌は樹皮に穴を開けて産卵し、孵化した幼虫は木の材部を
食べて成長し、1~2年後に蛹を経て羽化します
幼虫が堀り進んだ木には深さ1~2㌢のトンネルができ、それが多い場合には木の強度が落ちて
折れやすくなったり、木そのものが枯れてしまうこともよくあります。
ゴマダラカミキリ <カミキリムシ科 フトカミキリ亜科>