四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「ふれあい教室」

2011年11月23日 20時11分26秒 | ボランティア
私が住む地域のある公立中学校では、総合学習の一環として、地域におられる有識者を講師として
「技能体験」講座のカリキュラムが組まれ、二時間の講座が三週間にわたって行われています。

今年は、本日23日にこれらと並行して「ふれあい教室」と銘打って、これらの講座とともに
「蕎麦打ち教室」「能楽」「社交ダンス」「ホームページつくり」等19教室が行われました。

私にも、昨年に引き続き、この教室の一つ「コンピュータ入門―ホームページつくり」の
講師要請があり、ボランティアとして引き受け、本日行って参りました。

今年は、小学生のメンバーも参加するとの事前連絡を受けていましたが参加人員28名の
内6名が小学生という現実は開催する直前まで解りませんでした。
事前に用意したパワーポイントの教材は中学生を前提に作成しましたので小学生には
若干きついかなと思いましたが、説明は丁寧・優しくを心がけながら、あえて当初のものを
使ってプレゼンテーションを行いました。

コンピュータの基礎から始まり、インターネットの概要、HTMLというホームページ作成言語の
説明・演習、さらに簡単なホームページの作成例をもとに、各メンバーの感性でそれぞれ
世界に一つのホームページの作成まで行いました。

今回の教室では、中学生はもとより小学生もかなりの理解度を示し、自ら両手でキーボード
入力を行うとともに、画像の取り込み背景の表現、素敵な文言による自分のホームページの
アピール等々、私が期待した以上の出来栄えを示し、その成果物と理解度の速さには
感動すら感じました。

当然、この教室を選択してきているのですから、ある程度の基礎知識と、興味はあるとの
認識でおりましたが若年層へのコンピュータリテラシーの徹底度合いの進展には目を見張る
想いでした。

この講座を通してコンピュータのもつ優れた機能、可能性についての希望とともに、
その果たすマイナスの部分へ、さらに想定外のトラブルの存在にも想像力を働かせて
ほしいこと、そして柔らかな感性を磨くことの大切さ等も、昨年に続き地域の先輩の
「思い」として若干語らせて頂きました。
この教室のささやかな試みが、コミュニケーションの輪を広げ深まっていくことの
一助になればという思いもあります。

大震災と原発事故から8ヶ月余を過ぎましたが、それぞれの地域での役割をきっちりと
果たしながら、「ともにあること」の思いを胸に刻みながら、支援の輪を縮めることなく
歩んでいけたらと改めて思っています。

晩秋の厳しい気象に向かう折、お互いに健康には留意して参りましょう。
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