第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その166 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」の「返歌」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中で自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。飛び入り歓迎です。
「咲き初める 白梅」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆冬薔薇を一枚写真に残しけむ 寒さの中で凜と主張す
西BOOさん
★朝露の白玉抱きてふるえしも 冬こそひらけ真っ赤な薔薇よ
夕庵さん
☆烏骨鶏 黒いトサカを揺らしつつ 駆け来る二羽の眼光鋭し
夕庵さん
★石上 解き放たれし烏骨鶏 神聖たるや神のお使い
西BOOさん
★トコトコと黒いトサカと白い羽根 天狗のような神の使者なり
夕庵さん
☆ひそかなる心包むや 黒ショール 白き襟足さやかなる女(ひと)
みっちっちさん
★走り書きのメモ添え届くふわふわの マフラーは白小雪舞う日に
夕庵さん
★編み上げし長きマフラー恋人ら 二人で巻きて雪の京街
みっちっちさん
★夜なべして編みしマフラー巻きやりぬ ひとり旅立つ機上の人は
夕庵さん
★夜なべして妣(はは)編みくれし瑠璃色のセーター今も温もる心
みっちっちさん
★古毛糸 集めて編みし子のセーター 繰り返し聞く昭和のCD
夕庵さん
★繰り返す妣(はは)の口癖 あなたはね いつも笑っている子だったよ
みっちっちさん
★無口なる少女も知りぬ 人恋いの痛みの言葉文字に記るしき
夕庵さん
★初恋を知りたる少女 いにしへの物語へも心奪はる
みっちっちさん
★夢を盛るノートを選ぶひとときの 恋に恋したわが少女期よ
夕庵さん
「咲き競う 日本水仙」
☆杉木立の木漏れ日を抜け山の辺の道へとつづく大和のどけし
夕庵さん
★まほろばの山の辺の道のどかなる 地蔵並びて夕鐘響く
みっちっちさん
★山辺の道ゆく人ら歌碑の前 声を和しつつ朗詠しをり
夕庵さん
★布引の滝へと続く歌碑の坂 滝音聞きつ朗詠の声
みっちっちさん
★山辺の道に夕日を拝むとき 万葉人の息づかい聞く
夕庵さん
★山の辺の道に夕鐘ふたつみつ 普遍なる音と人のいとなみ
みっちっちさん
★山裾に柴焼く煙立ちのぼり 早も暮れゆく早春の里
夕庵さん
☆陽にもまた香のあるごとく蠟梅は 冬陽を浴びて匂いこぼせる
ポエット・M
★庭の梅未だ蕾も膨らまず 蠟梅の花 色温かし
西BOOさん
★蝋梅は梅より早く花をつけ 原発荒野に浅き春呼ぶ
ポエット・M
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「咲き初める 梅の花(淡紅)」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
☆如月につぼみ膨らむ紅梅の 枝の狭間に富士のしろがね ポエット・Mさん
★如月につぼみ膨らむ紅梅の 遙かに望む春日(かすが)の山脈(やまなみ) 夕庵
よろしくお願いいたします。