四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

コロナ禍越える

2020年05月19日 11時18分08秒 | 日々の歩み
 政府・与党は昨日、18日、検察庁法改正案について、今国会での成立を断念することを決めました。
検察庁幹部がポストを退く「役職定年」の年齢を過ぎても、政府の判断で検察幹部にとどまれる規定の
新設が、ツイッター上で、俳優や歌手ら著名人をはじめ、国会内外で強く批判されていました。
ただ、政府・与党は次期国会で公務員定年延長と抱き合わせで、同法改正案の成立をめざす
姿勢は依然として崩していません。

 なお、新型コロナウイルス対応の給付金など、世論の批判の広がりを受けて政府が、
方針転換する例が続いています。安倍政権の基盤が揺らいでいるとの見方が与党内からも
出ているようですが、まずま、喫緊の最大の課題でもあります、国民の命と生活を守るコロナ対策を
第一義に取り組んで欲しいものと思います。

相変わらずの外出自粛の日々ですが…、それでも体力維持と気分転換を兼ねて早朝や、夕刻の人出が
集中しない時間帯を選んで、細君と共に近隣の公園や海岸遊歩道への散歩やジョギングを続けています。
先週末の日曜日は、自粛疲れもあるでしょうか、いつもの倍する方が海岸道路に繰り出していました。
三密ではないものの、人出の多さに少なからず危惧を感じました。





それでも、遊歩道の周辺は季節の移ろいを着実に示すように、都忘れが楚々と咲き、薔薇の花も
艶やかに開花し、紫陽花の花芽も膨らみ始めていました。
私たちの法人の業務の再開は6月以降になりそうですが、そんな草花を眺めつつ、季節の移ろいを
感じながら、元気をもらい日々を送っている昨今です。





これらの想いの一端を短歌に詠んでみました。
 ☆木洩れ日を浴びて冴えゆくサツキ木にコロナの鬱を少し癒され
 ☆磊落にお迎えこいと言う友も コロナ禍のもとひそと籠りし
 ☆理もあらぬ検察庁法押しとどめ 民意渦成すSNSは
 ☆深く入り浅くいでよと諭されし師の眼差しを想いいずる日よ
 ☆籠りたる日々に己を見つめるも導きくれし師のありし日も
 ☆奔りしも流るる水のごとくせよ師のつぶやきの深く沁みいる

 ☆挑みつつ己れつらぬく来しかたは湿るたいまつ燃やすごとくに
 ☆幻影か核燃料のリサイクル 解なきままに先送りとし
 ☆情熱を裡に秘めつつ燃えゆかん湿るたいまついだくごとくに
 ☆自粛とう「強粛」せまる為政者よ 補償もなしに見殺しするか
 ☆迫らるる「正義」の空虚さ見つめつつ自ら律するすべを探さん
 ☆移さるるコロナの恐怖に囚わるも 自ら移す恐れはさらに

 ☆葉桜を包みて濡らす五月雨もコロナに籠るうるおいとなす
 ☆花散ればそれも楽しと言う妻のコロナ禍越える逞しさと知る
 ☆鶯の鳴き声ひびく庭隅に 楚々と咲きたる都わすれよ
コメント
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