四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「だめなものはダメ」

2021年02月08日 18時53分09秒 | 日々の歩み
 新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、2月7日を期限に11都府県に発令された「緊急事態宣言」は、
本日3月8日、栃木県を除いて、3月7日まで10都府県で延長されました。
東京都などでは新規感染者数は減少傾向にあるものの、未だ4段階で最悪のステージ4(感染爆発)を
脱する見通しが立たない状況です。

 私も、今日は勤務のなかった日ですが、リモートでこなせない業務ゆえ、週二回ほどの
通勤を余儀なくされています。
通勤電車も少し乗客は減ったものの、依然混雑し街中の人出もそう大幅に減少、
改善されているようには見えません。

日常の生活では、極力外出は避け三密はもとより、できうる限りの感染症対策を
行っていますが、周辺での感染者数は依然高いレベルで推移していると感じます。

 私達は相変わらず勤務と、日常の買い物、散歩以外、籠る生活を続けています。
数少ない、散歩やジョギングの機会ですが、そんな道すがら遊歩道の周辺には、
熱海桜、菜の花、河津桜、ヒマラヤ雪ノ下、白梅等春の兆しをまとう花々が咲き、
季節の移ろいは着実に進んでいると感じます。





また、散歩の帰り道、先日海を見つめて動かないアオサギが、翼を広げゆったりと
舞う姿を見ました。
その姿に見惚れるままに、残念ながらシャッターを切るチャンスを失してしまいました。
一方、観音崎灯台の下、大木の梢に一羽ハヤブサが海を見つめ微動だにしない姿を見ました。
そんな日々の徒然に詠んだ短歌を掲載したいと思います。





 ☆籠りては自問自答の日々なれど コロナ感染ほころび晒す
 ☆二つもの命持ちえぬ我なれど 籠りて防ぐすべは切なく
 ☆縄文の 世もかくありや 凪時の 海の蒼さと富士のしろがね

 ☆佐久の野に浅間おろしが荒ぶとも コロナ感染未だに止まず
 ☆波間には青サギゆったり舞いいるも 昨日も今日も一羽寂しく
 ☆漂泊の旅重ねるや青さぎの哲学者めく深き眼差し
 ☆波洗う岩場に二羽のウミ鵜いて つがいの故か見つめ合いたる

 ☆コロナ避け二人で辿る山路に 椿の花は散りても朱き
 ☆大木の梢に一羽ハヤブサは 海見つむるも微動だにせず
 ☆蝋梅はうつむきつつも香を放ち 光の春に温もりを呼ぶ
 ☆霜結ぶ音さえ聴こえる ふる里の寒さ偲びて蝋梅見入る
 ☆寒風に真向かい咲くや冬薔薇 うつむく我の背中を押せる
 ☆冬海の蒼さ極まるその果てに富士は変わらぬ白銀まとい
 ☆ミャンマーに起こりし事はいずこでも「だめなものダメ」声上げるとき
コメント (2)
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