生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2009年11月29日(日)日野紅葉・親水散歩イベント主催(その2)

2009年12月02日 | 都内散歩イベント主催
(前半はその1へ)


後半の親水散歩では、川、用水路や湧き水を取り入れた公園を散策した。

日野市内は、大変水に恵まれた土地で、江戸時代に多摩川と浅川から引かれた農業用水路が市内を網の目のように流れ、湧水が今でも100箇所以上湧き出ている。江戸時代には稲作が盛んで「多摩の米蔵」と呼ばれていた。このような特徴を生かした街づくりを進めていることが評価されて国土交通省選定の「水の郷百選」に選ばれている。せっかくそのような土地にいるのだから水辺に親しもうというのがこの散歩の目的。

後半の行き先は前半のように紅葉で華やかという場所ではなかったが、静かな雰囲気の秋の水辺を歩くのはなかなかよかった。もし自宅の近くにこういう場所があったらのんびりと散歩したら楽しそうだ。

行き先は以下の通り。
高幡不動駅→向島用水親水路→万願寺歩道橋→浅川→日枝神社→堀之内緑道→黒川清流公園→JR中央線・豊田駅

(画像をクリックすると別ウインドウに拡大画像を表示)


■向島用水親水路
水が汚染され、排水路と化していた用水路を再生。用水路沿いの遊歩道には雑木林が植裁され、途中には途中には水車やあずまやがある。近くの小学校の裏庭に用水路を引き込み、ビオトープを作り自然に親しむ教育を行っている。






水車。


ビオトープ。


■万願寺歩道橋
平成3(1991)年に完成した橋で、橋の上から川の上流をみると富士山が望める。高幡側の土手からは簡単に水辺に降りられるようになっており、水遊びや釣りが楽しめる。




■浅川
 多摩川の支流で、日野市の南地域を横切るようにして、多摩川と合流する。昔はたびたび洪水を起こしたが、現在では堤防の建設や河川改修により洪水の恐れは減り、おだやかな水辺は憩いの場となっている。一時は川の水の汚染がひどかったが、現在では川の中で泳ぐ魚が見えるほどに澄んでいる。




対岸の多摩動物公園方面の丘陵地帯が紅葉していた。


■日枝神社
創建年代は不明だが、徳川時代のはじめに、京都の比叡山麓の日吉大神を勧請奉仕して社を建立したと伝えられる。社殿の背後にそびえるムクの木は樹齢300年以上と推定され、樹高25m、目通り幹囲4.5m、日野市の天然記念物に指定。


社殿。裏にムクの木がある。


■堀之内緑道
豊田用水沿いに整備された遊歩道。


豊田用水。


遊歩道。


■黒川清流公園
豊富な湧き水と雑木林の斜面地を利用した、緑と清流を満喫できる公園で、平成18年度国土交通省「手づくり郷土賞」大賞を受賞。夏場には水遊びを目当てに子供達があつまる。道路わきを流れる小川は豊富な湧き水を流したもので、本来の黒川では道路下の暗渠になっている。林内には散策路があり、散歩に最適。このあたりはかつてわさび田として利用されており、現在は隣接する多摩平第一緑地と共に東京都の緑地保全区域。










公園の一角にあるわさび田。


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