生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2010年5月8日 足利散歩イベント主催(その1)

2010年05月09日 | 都外散歩イベント主催
今回は思い切って遠出をし、栃木県足利市内を散策した。 あしかがフラワーパークで名物の藤を堪能した後、日本最古の学校「足利学校」や足利氏ゆかりの鑁阿寺等などを見て回った。自宅から足利までの移動に2時間半以上かかったが、あしかがフラワーパークの藤が非常によかったので移動に時間を費やしても行く価値があった。

参加者は管理人も含め10名で、男性が5名、女性が5名(参加者の皆様、ありがとうございました)。初参加の方は3名だった。


(フラワーパークの写真は当日に撮影。それ以外の写真の大部分は下見時に撮影。写真をクリックすると拡大画像を別ウインドウに表示)


■あしかがフラワーパーク
約88,000平米の庭園で、名物は600畳敷の樹齢130年以上の大藤棚3面や世界でも珍しい八重の大藤棚、長さ80mの白藤やきばな藤のトンネル。藤以外にもつつじや紫陽花、花菖蒲、睡蓮などの四季折々の花や冬にはイルミネーションが楽しめる。

園内全体は藤の香りにつつまれていた。名物の大藤、八重黒龍藤、白藤のトンネルはちょうど見頃で非常にすばらしかった。なんといっても一番は大藤で、130年以上の樹齢にもかかわらずどんどん枝を伸ばし数多くの美しい花を咲かせる神秘的な生命力には圧倒させられた。園内には藤以外にもつつじ、しゃくなげ、牡丹などの花々が花盛りだった。管理人の職務を忘れて写真撮影にいそしんだ。


大藤。これ以上の藤にはもう出会えないかも・・・?




大長藤。花房が最長1.8メートルにも達する。




八重黒龍藤。花房がぶどうの房に似た珍しい藤。香りは香水のよう。




白藤のトンネル。古木が絡み合ってできた全長80mのトンネル。


白藤のトンネルの外観。




きばは藤のトンネル。200本以上のきばな藤が80mも続くトンネル。きばな藤は他の藤に比べ開花が遅い種類なので、黄色のトンネルとは行かず。




むらさき藤。


むらさき藤のスクリーン。


うす紅藤の棚と水上花壇。


うす紅藤。


水上花壇。


つつじ。






藤とつつじの共演。


しゃくなげ。


牡丹。


おおでまり。

2010年5月3日 奥多摩むかしみちハイキングイベント主催(その3)

2010年05月07日 | 都内散歩イベント主催
(その2はこちら

■馬の水飲み場
崖面から地下水が滴り落ちており、自然に水が容器に溜まるようになっている。昔ここに茶屋があり、馬を休ませている間、馬方は茶屋で休憩したという。





牛頭漢音。使役していた牛馬の無事息災を祈った。


八重桜。


■道所橋
しだくら橋と同じく一度に5人しか渡れない吊橋。


しだくら橋に比べてゆれが少ない。


橋の上から撮影。



多摩川。


岩場に咲くつつじ。


多摩川。


西久保見晴らし広場からの眺め。ここで写真の景色を見ながら休憩をした。


西久保見晴らし広場の急斜面でわらびを摘んでいた男性が連れていた犬。まるでぬいぐるみ。


西久保見晴らし広場からゴールの奥多摩湖まで上り坂が多い。


小河内ダムが見えた。


中山集落からの眺め。


中山集落。一人しか通れないような道幅。夜は歩けない。


奥多摩湖が見えた。ゴールは近いと思ったが、道が曲がりくねっているため遠かった。


奥多摩らしいマンホールのふた。


朱木蓮が満開。


■奥多摩湖
多摩川を堰き止めて作られた人造湖で昭和32年(1957)に完成。総貯水量1億8000万トン、都民の利用する水の約2割を供給。小河内ダムの高さは約149mで、この落差を利用して水力発電が行われている。ダムの堤上に展望塔があり、自由に見学できる。






小河内ダム。奥多摩湖への到着が遅くなり展望塔の開館時間に間に合わず。

2010年5月3日 奥多摩むかしみちハイキングイベント主催(その2)

2010年05月06日 | 都内散歩イベント主催
(その1はこちら





黄色い花が満開。残念ながら名前が分からなかった。


桧村集落。


■不動の上滝
落差7mの滝。


ここで昼食をとった。木陰があり、滝の近くにトイレがあるので休憩には最適な場所。



境集落。生まれてこの方平野部でしか暮らしたことがないので、山の険しい場所にある集落を見ると新鮮に感じられる。


廃線となったトロッコ線の鉄橋とおぼしき場所に人が3人歩いていた。鉄橋には柵がないようだ。危ない。


■白鬚神社
御神体は約30mの巨大な石灰岩で、東京都天然記念物。




■弁慶の腕抜き岩
高さ3mぐらいの自然岩で、岩の左下のほうに腕が入るほどの穴がある。




■耳神様
弁慶の腕抜き岩のほぼ向かいにある。耳たぶの形をした石灰岩の巨岩に穴があいており、その穴に小石を供えると耳の病気が治るという民間伝承があった。




■いろは楓
奥多摩に自生するヤマモミジの一種。樹齢約200年の巨樹が3本立っており、毎年11月中旬から下旬にかけて紅葉で彩られる。





梅久保集落で見かけた謎の扉。ここに扉をつけた理由を一行で議論したが結論が出ず。


■しだくら橋
一度に5人しか渡れない吊り橋で、眼下には惣岳渓谷が広がる。


ゆれが激しかったので真ん中あたりで写真を撮ってから引き返してきた。


惣岳渓谷。



廃屋。玄関には「○○寮」と書かれていた。住人がいなくなり家屋が荒れ果てても入り口の朱木蓮は花を咲かせていた。

2010年5月3日 奥多摩むかしみちハイキングイベント主催(その1)

2010年05月04日 | 都内散歩イベント主催
この日は友人達の社会人サークルでハイキングイベントを主催した。歩いたのは奥多摩の「むかしみち」で、JR奥多摩駅から奥多摩湖までの旧青梅街道を10キロ近く歩いた。参加者は管理人も含め6名で、男性3名、女性3名だった。

「むかしみち」は最初と最後で上りがきつめだったが、全体的に歩きやすいコースだった。コース途中に滝や渓谷、つり橋や奇岩等があり目を楽しませてくれた。自宅から奥多摩までの移動に2時間半もかかったが、新緑の奥多摩はとてもさわやかで心身ともにリフレッシュできたので非常によかった。


これからこのコースを歩く人のために実用的な情報をいくつか。
(1)地図
コース内には行き先表示が数多くあるのでほとんど迷うことはないが、奥多摩駅前の観光案内所でハイキングコースの地図を入手することを強く勧める。地図にはトイレや休憩場所、奥多摩湖から奥多摩駅までのバスの時刻も載っているので便利。

(2)食べ物・飲み物
むかしみちハイキングコースに入ると食べ物や飲み物を扱う店がないどころか自動販売機すらないので、事前に用意が必要。奥多摩駅周辺には店が多少ある。ゴールの奥多摩湖周辺にもお店があるが、営業が17時までなので駅周辺で多めに買っておいたほうが安心。

(3)敷物の用意
コース内ではベンチがあまりないので、敷物の用意があると休憩時に役に立つ。

(4)トイレ
コース内ではトイレが少ない。トイレの状況によっては使用禁止になる場合もあるので、トイレが見つかり次第立ち寄ったほうがよい。

(5)一人歩き
一人で歩いている人を見かけたが、コースは民家のない山道が大部分を占めるので一人歩きはお勧めできない。


【コース】
奥多摩駅→奥多摩ビジターセンター→奥氷川神社→羽黒三田神社→羽黒坂→トロッコ廃線跡→槐木→不動の上滝→白鬚神社→弁慶の腕抜き岩→耳神様→いろは楓→しだくら橋→馬の水飲み場→道所橋→奥多摩湖→奥多摩湖バス停でバス乗車→奥多摩駅


■奥多摩駅
青梅線の終点駅。駅舎はログハウス風の建物。ここから歩き始めた。




■奥多摩ビジターセンター
ジオラマ、パネル写真、ビデオなどで奥多摩の自然や山などについてわかりやすく展示・解説。登山・ハイキングのアドバイスもしている。




展示室。


ムササビの剥製。触れることができる。


■奥氷川神社
武蔵国一ノ宮である氷川神社(大宮)、中氷川神社(所沢)に対して、最も奥に位置することから、この名前が付いた。境内にある都天然記念物の三本杉は、樹齢650年、高さ50m、周囲7.4mという都内最大の杉として知られる。


社殿。


三本杉。背が高すぎて画面に収まらない。



奥氷川神社の先にある氷川大橋から多摩川を眺める。


むかしみち入り口の手前にあるコンビニにて。看板に偽りなしで本当にこの先にはコンビニがない。


■羽黒三田神社
羽黒権現、穴沢天神を祀っており、中世に青梅周辺を統治していた三田氏も崇敬したという。


階段が長いらしいのでおまいりせず入り口で写真を撮って終了。


■羽黒坂
羽黒三田神社の脇にあるだらだらと続く長い坂で、昔の人が物資を運搬する際に苦労した坂といわれる。




舗装されていないところもある。


■トロッコ廃線跡
進路左手にある。小河内ダム建設に使用したトロッコ電車の軌道跡で、背後を振り返るとトンネルがあり、周辺には鉄橋も見られる。


トンネル。


軌道跡。


鉄橋跡。



羽黒坂はまだまだ続く。


■槐木(さいかちぎ)
樹高15m、周囲3.2mの槐(さいかち)の巨樹があるので、この名が付いたといわれる。羽黒坂を上りつめた場所にあり、かつては馬方たちの休息場所になったようで、傍らには正徳2年(1712)銘の念仏供養塔、文化13年(1816)銘の馬頭観音などがある。


槐の木。


念仏供養塔。


馬頭観音。