映画『マイ・ブロークン・マリコ』、観てきました。パチパチ!
原作のマンガが好きなので、シイノ役が永野芽郁?そして、マリコが奈緒って、、、、『半分、青い。』の「おしゃれ木田原」じゃん!
と、思ったのですが、、、、、、、個人的感想を最初に言うと、ナイスキャスティングでした。良かったです。
以下、ネタバレあり(反転させて読んでください)
あの原作をどうやって、映画にするのかなあと思っていましたが、基本的に原作のまんまです。登場人物もセリフも時系列も変わらず。
「あんた何にも悪かない。あんたの周りの奴らがこぞってあんたに自分の弱さを押し付けたんだよ」
「いいの。わたしは幸せになれないの。そう考えた方が楽だもん」
「考えたんですけど、もういない人に会うには、自分が生きているしかないんじゃないでしょうか…」
いちいちセリフが刺さります。2階から飛び降りてケガをしないとか(ジャッキー・チェンか!?)、あんな田舎でバス降りた途端にひったくりかよ、とか、細かいとこをつつくといくらでも出て来ますが、そんなのは自分にはどうでもいいことです。
奈緒がとにかくよかった。なんですか、あの壊れっぷりは。深い憂いをたたえた吸い込まれるような瞳は『死刑にいたる病』の阿部サダヲかと思いました。うるさいときに耳をふさいだり、怖いものを前にして目を閉じたりするように、あまりに辛さや苦しさが多いと心を閉ざしてしまうのでしょう。
あと、子役の子たちも良かったなー。
ラストは分かっていても、涙が出ました。「手紙になんて書いてあったかは、それぞれに想像してね」ということですが、きっとシイノが笑っちゃうくらい、いつものマリコだったんでしょう。
それと、念のために書いておきますが、骨壺を包んでいるように見える布袋は基本的にすべてイミテーションのカバーでして、実際には袋状になっていません。桐箱の上から被せているだけです。ですので、シイノのように抱えて走り回ったりしたら確実にカバーがすっぽ抜けて、お骨が桐箱ごと下から落っこちます、、、、、
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