嫌われ松子の一生観ました。パチパチ!
中島哲也監督だし、キャストがいいし、とにかく期待してました。
そして、、、、見事に期待を遥かに上回ってくれました!映画館であんなに泣いちゃったの久しぶり。半ばくらいからずーっと涙と鼻水の大洪水(^^;)
危うく声を上げて「えーんえーん」と泣きそうになってしまいました。これはさすがにいい歳こいて恥ずかしい、と思ったけど、僕りんの右隣の若い男の子はさらに凄まじい号泣。
終わった後、思わず握手しそうになるくらい親近感覚えました(^^;)
しかし、、、左隣のおばさん4人組は終始
「あら、イヤだ」
「汚い」
「バカみたい」
などと連発。なんで一々声に出して感想をいうの!?
案の定エンドロールが始まるとさっさと退場。
やっぱり女性には感情移入しづらいのかなあ?
以下、観に行く人は読まないでね。
めっちゃ悲惨な話です。ヘビーです。どんどん落ちていきます。なのに全然暗くなりません。松子が基本的にポジティブなんです。映像はとってもチャーミング。中谷美紀もある時は愛らしく、ある時は美しく。
『風と共に去りぬ』をオードリー・ヘプバーンがをやっているような感じ?
中谷美紀はとにかくすごかった。
大竹しのぶがかつて林芙美子の「放浪記」をやったのを彷彿とさせました。
大竹しのぶを継ぐのは菅野美穂だとずっと思っていたけど、中谷美紀がそうなるかもとまで思いました。
「目を覚ましな!こんなヤツと一緒にいたら地獄だよっ!」とかつてのムショ仲間に言われ
「この人となら地獄でもどこへでもついていく!」と啖呵を切る場面があります。
それをドア越しに聞いている教員時代の教え子でヤクザの龍。
しびれるじぇ~。
アパートの暗い部屋に帰るたび、ひたすら「ただいま」を繰り返す松子。ただ誰かに「おかえり」と言って欲しかったんだなあ、と思うとホント泣けます。
「身体と心をひたすらダメ男たちに貢いだだけだ」
という意見も当然あるだろうけど、そんなことを言える人は恋愛に対して打算的な気がします。
あとオアシズの大久保さんが出ていてびっくり!彼女は流山のお寺にも遊びに
来てくれたのよ。もう10年前だけど。お互い年取ったわ(^^;)
それにしても最近の邦画はきてるな~!泣いて笑って笑って泣いて。
That's entertainment!
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