「道心の中に衣食あり 衣食の中に道心なし」とは最澄上人の言葉です。パチパチ!
仲間の坊さんと白熱トークするときによく話題になります。
生活の為に、坊さんになっちゃおしめーよ、と。うちの宗派の場合、お寺の生まれで無いが、坊さんになろう!といって出家得度、修行をして、最終的に坊さんであり続ける人は2割だそうです。その2割もほとんどがお寺の婿養子になるパターンであります。
つまり、ほとんどの人は途中で辞めちゃうわけです。
なぜか?生活できないからです。僧侶とは生き方であって職業では無いので、僧侶になっても生活は出来ないのですが、それを知らずに生活の為に職業として出家する人が多すぎるのかもしれません。そして、大きな観光寺院などに勤めても、そこのお給料だけで家族を養うのは少々辛いです。そして、みんないろいろ画策して生活費を工面しようとします。実はこの時点で「道心(菩提心)」をほぼ失っているのに、なかなか気がつきません。
政治家も本当は職業ではなく生き方であるべきなのに。もっとも市議選なんかだと政治家というより市民運動家っぽい方が多いし、自己顕示欲が強かったり、自分の主義主張を通すということで偏った宗教観の方がどうしても多くなるのかもしれません。もちろんそんな中にも本当に真面目で信頼できる人がちゃんといます。
♪僕は知ってるよ ちゃんと見てるよ 頑張ってる君のこと~
※もちろん、がんばってやがて認められて「住職」になれば、とりあえず家賃無しの居住空間は確保でき、都市圏であれば「生活」もできます(田舎ではやっぱり難しい)。
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