この話は、あっちこっちでしているのでblogにも書いているはず、、、、と思って、念のためチェックしてみたのですが、まだのようでした。
私は、若かりし頃、都内のあちこちで、いわゆる辻説法をしていました。パチパチ!
住職じゃなかったし、葬儀やご法事を頼まれるでなし、法話をする機会って自分で作るしかなかったんですよね。道路使用は無許可でやってました。ごめんなさい。
大きなお寺の門前でやっていると皆さんそこそこ集まって聞いていただけました。しかしほとんど、およそ9割の終わり方が、変なおじさんに絡まれて、気が付くと他のみんなはいなくなっている、、、、というものでした(^^;)
「おい、誰の許可とってここでやってんだ」とか「あなたは地獄に落ちますよ」とか。すぐに、慣れました(^^)
そんなある時、ふいに聞かれたんです。
「あなた、本物ですか?」
きちんとした宗派の教師資格(僧侶の資格)をお持ちですか?という意味だったんですが、私は、瞬間これを禅問答だと受け取ったのでした。若かりし日の笑い話ですが、今でも折に触れて思い出すんです。
「ホンモノってなんだ?」と。
これはすべての人のアイデンティティに関わる問いだと思うんです。
「あなた本物の男ですか」
「あなた本物の大人ですか」
「あなた本物の親ですか」
「あなた本物の日本人ですか」
「あなた本物の人間ですか」
「あなた本物ですか」
その答えを見つけようと日々歩みを進めているつもりですが、行き先は未だに杳として知れないのです、、、、
写真~
水仙のつぼみが大きくなってきました!

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