昨日今日と、柏地区保護司会の研修でした。パチパチ!
柏地区(我孫子、柏、流山)には約100名の保護司がおり、この人数の研修を一か所で引き受けてくれる刑務所は無いので、今回も刑務所と少年院の二か所に分かれて、視察しました。僕りんは少年院へ。
刑務所と少年院の決定的に違う所は、刑務所は罪を罰するところ、少年院は矯正するところということです。だから少年院に入っても前科はつきません。誤解を招くかもしれませんが敢えていえば「この少年は、今暮らしている環境では真っ当な成人になれない」と判断された子を、周囲の人たちや環境と引き離すために、少年院に収容するわけです。
「朝起きて、夜寝る。三食食べる」これができたら私たちの仕事は七割終わりです、と、今回訪れた場所の職員の方がおっしゃっていました。それ以外の三割とは、職業訓練や体力作りなどもあるでしょうが、「自分とはなにか」を徹底して考えさせるのだそうです(収容される理由によって少年院が決まってまいりますので、全ての少年院がそうだ、ということではありません)。
自分とはなにか、を徹底的に考える、、、、これは、まさしく仏道修行です。
そして、職員の方が大人に対するお願いとしておっしゃていた事が印象的でした。それは「子どもが変わっていくのを認めてください」ということでした。これはいろんな意味を含みます。矯正施設で子どもが劇的に変わっているのに対し、大人や学校や、近所が変われない。少年院帰りというレッテルを貼る、どうせあいつはと決めつける。反対に、いつまでも子ども扱いする(子離れできない親)。etc.
男子三日会わざれば刮目して見よ
実際、子どもたちはもの凄い変化をしているのに、それに大人がついていけないのだそうです。あと、夫婦の事、家庭の事、食の事のことなどもいろいろ参考になりました。いみじくも明日は流山市南部地区の青少年補導員列車パトロールです。今までのパトロールとは、、、、、ちょっと違うわよっ!(ホンマかいな^^;)
| Trackback ( 0 )
|