朝ドラの『なつぞら』ですが、今朝は泣かされた、、、。
オヤジの脇で涙を流しながらお菓子をつくる雪次郎。自分があのときあの場所でそれぞれの立場ならどうするか。
私の場合、つくづく親から期待されてなくてよかった。もっとも、まったく期待されていないと、それはそれで不幸な事かもしれない。むう。
若き日の弘法大師空海上人は、実家を継ぎ役人になるべきかどうかで悩みます。二人の兄が早世し、地方豪族・佐伯家の跡取りとなった青年大師は、一族の期待を一身に背負い、京に上り大学へ入学しました。当時のスーパーエリートコースです。しかし、仏門こそが自分の進むべき道ではないかと気持ちが揺れるのです。故郷では年老いて髪が薄くなり、歯も抜けた両親が自分の帰りを待っている、、、、、、
結果、『小孝は力を用い、大孝は匱(とぼ)しからず』(家を継ぎ、親に楽をさせる、それは私にとって小さな孝行だ。それよりも、出家して僧侶になり、広く世の中を救済すること事こそが、大きな親孝行なのだ)と高らかに宣言し、大学を中退し、盗んだバイクで、仏門修行の旅に出るのです。パチパチ!
雪次郎も「俺が実家を継ぐのは小さな孝行だ。それより、俺が日本一の役者になって、雪次郎カメラで和菓子『雪月』をTVに出し、十勝バターを世に知らしめることこそが、大きな親孝行なのだ!」と宣言すればよかっ、、、、、いや、ばあちゃんにひっぱたかれるか(^^;)
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