栃木県に坊さん方向け講習会の講師をしに行ってきました。パチパチ!
いやあ、こういうのっていつになっても慣れません。正しく釈迦に説法だし、受講者の一番若い人でも40代だし。いい汗かかせていただきました(^^;)
駅の周りにはジベタリアンの高校生がたくさんいました。最近、都内じゃあまり見かけなくなったと思っていましたが、順調に北上していたようです。
一昨日、郵パックが届きました。話すと長くなりますが、要は昔の友だちに頼んでいた年賀ハガキが届いたのです。
「お子さんにどうぞ」と添え書きがあり、見ると演劇のチラシでした。
「相変わらずナメとるなあ。どこの幼稚園児が新宿2丁目(オカマの街)に演劇観に行くんだよ!そういえばここ何年も彼女の演劇観ていないし、久しぶりに観に行くかなあ」なんて思いましたが、よく見ると2年前に既に終わった舞台の物でした。
「?」
その余白には
「私が最後に出た舞台の物です」と。
そういえば「30歳まで頑張って芽が出なかったら女優をあきらめる」と、かねてから言っていたっけ、、、。松尾スズキの舞台に出たり、ラジオのアシスタントとかいろいろやっていたはずなんだけど、やっぱりダメだったのかなあ。中学時代からずっと頑張っていたのに、、、。
そしてよくよく見ると箱の底にはたくさんの子供向けの駄菓子が。
勝手に勘違いしたことを申し訳なく思うと同時に、何か切なくなりました。
講習会の講演を終え、暗くなり始めた帰り道、何も考えずにホームに来た電車に乗ると、それは特急で特急券が必要でした、、、。相変わらずアホです、、、。
500円払い誰もいないガラガラの車内に入ると、まさにそこは銀河鉄道の世界でした。車窓から暮れなずむ栃木県の町並みを眺めていると、これという理由もないのに「ぼかぁ幸せだなあ」と加山雄三チックになりました。イスに座っているだけでどんどんうちの方まで運んでくれて、自販機はあるし、足は伸ばせるし。利根川の川面を見ているだけで、何かこう、しみじみと人生を振り返ってしまうのでした。川を遡上する今際の際のサーモンチックな気分でした(意味不明)
ま、一仕事終えてホッとしていただけなんでしょうけど。
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