実は、一つ覚えのカタコト英語で”Excuse me.Where are you from?"と聞くと、“From エストオーニア”との返事です。「トオー」に強いアクセントがあって、「エッ?」と何度も聞きなおして、北欧フィンランドの湾を挟んで南にある国からの人たちとわかったのでした。
山歩きスタイルお客さんが町を歩いたりお店をのぞき込んだりしていました。遠くエストニアから来て、妻籠・馬籠などから中山道を踏破するとのことでした。インバウンドの人が増えているこの頃ですが、寂しい山間の町にもその波は寄せてきているのですね。
木曽町の雰囲気はいつもと違っていました。この田舎町にも外国のツアー客が多く来ていました。さすがに浅草雷門前の群衆のようにタウンウエアスタイルではなく、トレッキングスタイルが多いようです。以前は一人でも外国人が歩いていたら好奇な目で見つめたものでした。
法事に臨むため信州・木曽町に向かいました。高速道路の中津川ⅠCを下りて国道19号線を走りました。南木曽町を過ぎたあたりに差し掛かりますと、谷筋を這うように上がり消えてゆく雲の動きで、山深い木曽路に入り込んできたことを実感させられます。(10月23日撮影)
発掘調査で、貝塚周辺に20件を超える平地建物の跡が発見されました。以前はこんなに立派なものではなく、崩れそうな藁ぶき屋根のもので、子供たちがかくれんぼしたりして遊べました。今は家は立派に復元修復され、自由には立ち入れなくなっていました。
遡ること4千年から約千年くらいの長い間に貝塚と墳墓として利用されていたことが、昭和30年ころから行われた発掘調査で分かっています。墳墓としての遺跡から、首飾りや貝で作った腕輪をつけた人骨などが出土していて、公園内の博物館に展示されています。