教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

講義録を仮製本した

2011年12月28日 23時55分55秒 | Weblog

 自分でやった仮製本ですが、私が受け持っている幼児教育系の講義内容を文字化しました。まだ校正しきってないので、未完成ですが。自分の授業のテキストにするために、来年春には地元の印刷所に印刷してもらって私家版を出そうと思っています。直したいところ、追加したいところなど、たくさんあるため印刷するのはためらわれますが、学生の授業理解(予習・復習)を助けるため、文字化・印刷配布は不可欠だと思ってまとめています。
 内容は、書き殴ってきたものをまとめただけなので、研究書としては脇の甘い限りです。とはいえ、全体像をつかまなければ授業シラバスを作れませんし、私は自分で納得しなければ説明できない人なので、私なりに幼児教育の理論を理解・再構成したものにはなったんじゃないかと思っています。私の興味関心や専門領域と関係して、歴史的視点から幼児教育・保育者とは何かを考える内容が多いですが、実践上必要な理論はまんべんなく抑えたつもりなので、それなりに意味のある「紙の塊」なったと思いたい。 
 「教育原理(幼児教育)」「保育内容総論」「教育実習指導」「保育者論」の内容をまとめて、4部構成・全11章立て、A5版20字×44行×2段で全211頁になりました。文字数は単純計算で約37万字… おう…いつの間にこんなに… 主要参考文献を挙げてみたところ、100冊を超えていました。この数年間、気の遠くなるような思いをしてまとめてきました。こう形になると、自分のことながら、「(いろんな意味で)よくやったなあ」と少々満足を感じます(笑)。
 まだ自前の校正やら、印刷所への入校作業などがありますが、今の当面の仕事に区切をつけられそうな気がしています。これで何とか次の研究段階に行けそうです。他に研究したいこともある。教師論もまとめたい。博論もまとめたい。私の目の前には、やりたいこと・やらねばならないことが、まだまだたくさんあります。

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