2025年04月13日プレイリスト「シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ」
1. SHOW / SUGAR BABE "ソングス 50周年記念盤" 4月23日発売
2. DOWNTOWN / SUGAR BABE "ソングス 50周年記念盤" 4月23日発売
3. 蜃気楼の街 / SUGAR BABE "ソングス 50周年記念盤" 4月23日発売
4. いつも通り / SUGAR BABE "ソングス 50周年記念盤" 4月23日発売
5. すてきなメロディー / SUGAR BABE "ソングス 50周年記念盤" 4月23日発売
6. 雨は手のひらにいっぱい / SUGAR BABE "ソングス 50周年記念盤" 4月23日発売
7. 今日はなんだか (LIVE) / SUGAR BABE "ソングス 50周年記念盤" 4月23日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。
・souvenir2025 mariya takeuchi live
竹内まりやさんのツアー「souvenir2025 mariya takeuchi live」。4月15日から6月25日まで8都市14公演のアリーナ・ツアーを行う。2014年以来11年ぶりのツアー。
https://www.mariyat.co.jp/
・シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ
今週、来週の二週間は「シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ」。今週は4月23日に発売するアルバム『SONGS』の50周年記念盤の特集。来週の21日はCDのボーナス・ディスクに収録した「TATSURO YAMASHITA Sings SUGAR BABE LIVE」からライヴ音源をオンエア。
・山下達郎デビュー50周年
達郎さんは今年でデビュー50周年を迎える。1975年4月25日にシュガーベイブのメンバーとしてデビュー。それを記念して4月23日にアルバム『SONGS』の50周年記念盤をリリース。今回はCD、12インチ・アナログ盤、カセットテープのフォーマットで発売。CDのボーナス・ディスクは1994年に中野サンプラザで4日間開催した「TATSURO YAMASHITA Sings SUGAR BABE LIVE」からライヴ音源を収録。
詳しくは山下達郎50周年特設サイトにて。
https://tatsuro50th.jp/
・SHOW
シュガーベイブが結成されたのは1973年。達郎さんが二十歳のとき。二年後の1975年にレコード・デビュー。アルバム『SONGS』の1曲目に収録されている「SHOW」。1973年に作った曲で、ファースト・コンサートのオープニング用に作ったという。
・DOWNTOWN
シュガーベイブのデビュー・シングル「DOWNTOWN」。4月23日にはアナログ盤シングルで復刻される。もともとはキング・トーンズのアルバムに書き下ろした曲。アルバム自体が没になり、もったいないのでシュガーベイブでレコーディング。作詞は伊藤銀次さん。作曲は達郎さん。
シュガーベイブのオリジナル・メンバーは山下達郎、リード・ヴォーカルはヴォーカルが双頭のバンドで、大貫妙子さんがヴォーカルとキーボード。リード・ギターが村松邦男さん。ベースが鰐川己久男さん。ドラムが野口明彦さんの5人組。その後、メンバーが変わってドラムが上原裕さん、ベースが寺尾次郎さん、伊藤銀次さんが一頃参加していたが、最終的には、山下達郎、大貫妙子さん、村松邦男さん、上原裕さん、寺尾次郎さんの5人で解散まで活動した。3年足らずの活動で、アルバムは『SONGS』、シングルは「DOWNTOWN」のそれぞれ1枚ずつ。
・蜃気楼の街
アルバム『SONGS』の3曲目「蜃気楼の街」。
大貫妙子さんはフォーク・グループをやっていたが、独立してソロ作品を作ろうと仲間内でやっている頃に、達郎さんが割り込んでいって「一緒にバンドをやろうよ」と言ってバンドをはじめた。1972年から1973年にかけての話。大貫妙子さんはシュガーベイブが解散した後の1976年にソロになり今でも現役で活動している。30周年、40周年のときは二人で対談などやったが、40周年でやり尽くしてしまったという。今回は50周年記念盤(品質はこだわっているそうだ)以外の特別なイベントはないとか。
・いつも通り
バンドを結成してライブハウスで活動している中でだんだん曲が増えていった。1974年の頭に大貫妙子さんが持ってきた曲がひじょうにいい曲で、コード進行が独特で、今に続く大貫さんの曲調の萌芽と言える作品だった。「いつも通り」はシングル「DOWNTOWN」のカップリングに収録、アルバム『SONGS』ではB面の1曲目に入ってる。
曲をかけ終えて。この曲にはストリングスが入ってる。達郎さんが初めてストリングスのスコアを書いた作品。大貫さんの曲は転調が激しいので、演奏も難易度高い。
・TATSURO YAMASHITA MOON VINYL COLLECTION
1983年から1993年の10年分のムーン・レーベルの作品が5月から11月まで一タイトル(一枚)ずつアナログ盤とカセット・テープで再発。これまで2枚組仕様で作ってきたものを1枚ものにしての発売。180グラム重量盤、2025年最新カッティングの限定盤。5月『MELODIES』、6月『BIG WAVE』、7月『POCKET MUSIC』、9月『僕の中の少年』、10月『ARTISAN』、11月『SEASON‘S GREETINGS』の6作品。
詳しくはワーナー・ミュージックの山下達郎サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/
・『PRECIOUS DAYS』 souvenir edition
竹内まりやさん11年ぶりのアリーナ・ツアー「souvenir2025 mariya takeuchi live」が4月15日から開催される。それにちなんで4月2日に昨年発売されたアルバム『PRECIOUS DAYS』の souvenir edition という新しい仕様が発売された。生産限定盤。詳しくは竹内まりや特設サイトにて。
https://www.mariyat.co.jp/
・すてきなメロディー
達郎さんと大貫妙子さんのデュエット「すてきなメロディー」。アルバム『SONGS』のために書き下ろしたという。達郎さん、大貫妙子さん、伊藤銀次さんの共作。
曲をかけ終えて。この曲にはブラスが入ってる。達郎さんがスタジオ・レコーディングでブラスのスコアを書いたのも初めて。
エンジニアは大滝詠一さん。大滝さんのエンジニアのセンスが反映されている。メジャーのレコード会社のスタジオで録ると、当時の歌謡曲のバランス感覚でやられてしまうが、大滝さんがエンジニアだったことと、インディーのエレックのスタジオ(新宿の雑居ビルの二階)でレコーディングをして、そこで大滝さんがミックスをした。音楽はおしゃれだが、音はパンクな音。ガレージ・バンドなのにメジャーセブンス、そういう音楽がなかったので、不思議な、独創性を持ったアルバムに仕上がったという。マスターテープは長い間、行方不明だったが、90年代の頭に発見されて、そのおかげでCDのリマスタリングが可能になった。1994年に最初のちゃんとリマスタリングされたCDが出て、それがほぼ20周年盤。それから30周年盤、40周年盤、そして今回の50周年記念盤と4回リマスターしていて、それぞれ微妙に違う。
・雨は手のひらにいっぱい
アルバム『SONGS』のベスト・トラック。まだうら若い、割とペシミスティックな心情を持っていた時代の作品。下北沢の細い路にバスが走る情景から曲想が浮かんだという。「雨は手のひらにいっぱい」
・メカバース 少年とロボット
シンガポールの映像作家リッチ・ホーが11年の歳月をかけて完成させたSFロボットアクション『メカバース 少年とロボット』。東武練馬の映画館でしか上映してないので、達郎さんは電車に乗って観に行ったという。
・パレード
リスナーから「パレード」に関する質問。シャッフルの曲が書きたかったのと、The Fifth Avenue Bandの「Nice Forks」に触発されて書いたとのこと。
・今日はなんだか (LIVE)
アルバム『SONGS』50周年記念盤のボーナス・トラックから。1976年1月28日に宮城県民会館で行われたライヴの「今日はなんだか」。音は最悪だけど雰囲気がいいので収録したそうだ。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2025年04月20日は、引き続き「シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp