2025年02月16日プレイリスト「棚からひとつかみ」
1. BLUE VALENTINE'S DAY / 大瀧詠一 "NIAGARA CALENDER '78"
2. AS TEARS GO BY / MARIANNE FAITHFULL '64
3. RATTLESNAKE / OHIO PLAYERS "RATTLESNAKE" '75
4. FALL INTO MY LOVE / BLACK BOX '95
5. HIDE AND SEEK PART 1 / NATURAL EXPERIENCE '76
6. I WISH IT WERE SUMMER / THE CHORDIALS '64
7. SO LOVELY / JOY '68
8. MAGIC TOUCH / 山下達郎 '93
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■内容の一部を抜粋
・近況
曲の締切が終わって1曲できたとか。先様に提出し一段落。一休みと思いきや週明けから違う仕事がはじまるそうだ。
・棚からひとつかみ
締切があったので今週は「棚からひとつかみ」。長いことやってるとかけようとして準備していた曲が時間の関係でかけられなかったものが山のようにある。今日はそのような曲の中から。
・BLUE VALENTINE'S DAY
先週よりも今週の方がバレンタインデーに近いので大滝詠一さんの「BLUE VALENTINE'S DAY」にリクエストが集まってるという。1978年のアルバム『NIAGARA CALENDER』から達郎さんがストリングスのアレンジをした「BLUE VALENTINE'S DAY」。
・AS TEARS GO BY
1960年代にイギリスで活躍していた美人女性シンガーのマリアンヌ・フェイスフルが1月30日に亡くなった。享年78歳。名家のお嬢さんだが恋愛、アルコール、ドラッグ、いろんなことがあって、一時はどうなるかと思われたが、晩年になってまた活動を再開した。達郎さんは彼女の声が好きなんだとか。年を取ってから、若い頃の声と似てもに使わぬ声になっても、感情表現がすごく好きで、たくさんレコードを持ってるそうだ。でもなかなかかける機会がない。その彼女の出世作で十代のときに出た「AS TEARS GO BY」。1964年、全英9位。アンドリュー・オールダムがローリング・ストーンズのプロデュースをしていた時代に、ミック・ジャガーとキース・リチャーズに曲を書かせて、それをマリアンヌ・フェイスフルのデビュー曲にした。のちにストーンズがセルフカバー。
・RATTLESNAKE
巳年特集でかけそこなったやつ。オハイオ・プレイヤーズの1975年のアルバム『RATTLESNAKE』のタイトル・ソング「RATTLESNAKE」。がらがらへび。
・雪かき
リスナーから雪の話題が多く届いてるそうだ。リスナーから「雪かきをやったことがありますか」という質問。
達郎さんの母方の実家が仙台で、小学校時代の冬休みに仙台に行くと、どーんと雪が積もってる。毎日小学校3年とか4年のときに雪かきを手伝わされたのでさんざんやったという。
・FALL INTO MY LOVE
番組をはじめた90年代の初めは新譜をかけなかった。今や90年代はオールディーズになり、90年代の曲をたまにはかけようかなと思っていたら、この曲が出てきたそうだ。ブラック・ボックスはイタリアのいわゆるユニットもの。歌っている人は匿名でビデオに出てる人はモデルを使っていた。リップシンク(口パク)で曲に合わせていたとか。1995年のシングル「FALL INTO MY LOVE」を歌っているのはマーサ・ウォッシュというアメリカの黒人シンガー。
・HIDE AND SEEK PART 1
海外の通販サイトで試聴して買ったシングル。ナチュラル・エクスペリアンスは「HIDE AND SEEK PART 1」しかシングルが出てない。ナッシュビルのヴォーカル・グループでスウィート・ソウルもの。1976年のシングルで、別のレコード会社からも同タイトルの曲が出ている。
・山下達郎デビュー50周年
達郎さんは今年でデビュー50周年を迎える。1975年4月25日にシュガーベイブのメンバーとしてデビュー。4月23日にアルバム『SONGS』の50周年記念盤をリリース。1994年にリマスターして発売したとき中野サンプラザで「TATSURO YAMASHITA Sings SUGAR BABE LIVE」を開催。そのライヴ音源を今回のCDのボーナス・ディスクとして収録する。
詳しくは山下達郎50周年特設サイトにて。
https://tatsuro50th.jp/
それを記念して5月にシュガーベイブにまつわる特別番組を放送することになった。特別番組では「思い出のシュガーベイブ」、「初めてシュガーベイブを聴いたときの印象」、「発売から50年、どのようにシュガーベイブを聴いてるか」などのメッセージを募集とのこと。TOKYO FMのサンデーソングブック・ウェブサイトで受付開始。今回はウェブサイトの応募フォームのみで、ハガキでのメッセージは募集してないそうだ。
https://www.tfm.co.jp/f/ssb/form_202502_sb
・souvenir2025 mariya takeuchi live
竹内まりやさんのツアー「souvenir2025 mariya takeuchi live」。4月15日から6月25日まで8都市14公演のアリーナ・ツアーを行う。2014年以来11年ぶりのツアー。5月公演のチケット一般発売の受付がはじまっている。3月2日(日)23時59分まで。詳しくは竹内まりや45周年特設サイトにて。
https://mariya45th.jp
・I WISH IT WERE SUMMER
来週は「あたたかい(暖・温)棚からひとつかみ」。ウォームなナンバーの特集。その中から一曲。ザ・コーディアルスはニューヨークの幽霊グループと思われる。曲を書いてるのはバーニー・バウム、ビル・ジャイアント、フローレンス・ケイというトリオのソングライター・チーム。今が夏だったらという「I WISH IT WERE SUMMER」。
・SO LOVELY
60年代に活躍したグループ、サンレイズはビーチボーイズの弟バンドという触れ込みで、ビーチボーイズのウィルソン兄弟のお父さんマレー・ウィルソンがプロデュースしたグループ。このサンレイズのリーダーのリック・ヘンがジョイという名義で出した1978年のシングル「SO LOVELY」。
・グラスボトル
初めて達郎さんのライヴを観に行ったというリスナーから「ほかのメンバーはペットボトルなのに達郎さんは大きなグラスボトルのようなものを使ってました。これは何か意味があるのでしょうか?」という質問。
「他の人は水だけど私は白湯なので。お湯です。それだけのことです」と達郎さん。
・MAGIC TOUCH
今週はなぜか1993年のシングル「MAGIC TOUCH」にリクエストが集まった。達郎さんの全シングルの中でいちばん売れなかったもののひとつ。ライヴではなかなかできませんけれど挑戦しようかな、と達郎さん。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2025年02月23日は、「あたたかい(暖・温)棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp