Motoharu Radio Show #054

2010年09月15日 | Motoharu Radio Show

2010/09/14 OnAir - 2nd. Week
01.佐野元春:ダウンタウンボーイ
02.Sarah McLachlan:Loving You Is Easy
03.佐野元春:ガラスのジェネレーション 2006
04.佐野元春 with The Heartland:ヤングブラッズ
05.佐野元春:情けない週末
06.佐野元春:アンジェリーナ
07.佐野元春:サムデイ
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■内容の一部を抜粋
・ダウンタウンボーイ
元春の1981年のシングル。
今週は9月29日に発売されるベリー・ベスト・アルバム『ソウルボーイへの伝言 The Very Best Of Motoharu Sano A Message to Soul Boy』の特集。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月9月の「3PICKS!」はハービー・ハンコック『Imagine Project』、サラ・マクラクラン『Laws Of Illusion』、そしてクラウデッド・ハウス『Intriguer』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はサラ・マクラクラン『Laws Of Illusion』。

・サラ・マクラクラン
カナダを代表する女性シンガー。シンガーとしてだけではなくソングライターとしても高く評価されている。最近ではバンクーバー冬季オリンピックの開会式でパフォーマンスしていた。7年ぶりの新作『Laws Of Illusion』は全米でアルバム・チャート3位を獲得している。サラ・マクラクランは女性だけの伝説のフェスティバル「リリス・フェア」の主催者としても知られているが、その「リリス・フェア」が今年11年ぶりに復活するというニュースがあった。今回はベス・オートン、コリーヌ・ベイリー・レイ、メアリー・J・ブライジ、ノラ・ジョーンズ、シェリル・クロウなどMotoharu Radio Showでもお馴染みの女性ソングライターの名前が集まっている。一時期出産や家族のことで長く休んでいたようだが、最近になって活動を再開させている。現在は二人の女の子を持つシングル・マザーということで、仕事と私生活のバランスを取る方法を模索中なのだとか。
「そうですね、サラ・マクラクランの音楽を一言でいえば深みのある大人の女性の音楽、そんなふうにいえると思います」と元春。
新しいアルバム『Laws Of Illusion』から「Loving You Is Easy」。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週はNPO法人「市民ZOOネットワーク」という団体。動物園や水族館のいきものたちがより豊かに暮らせるよう2001年から全国規模で活動を行ってきた。特に力を入れてるのが毎年開催している「エンリッチメント大賞」というコンテスト。いきものがよリ過ごしやすい環境を作ろうという取り組みを表彰するもの。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・ガラスのジェネレーション 2006
元春のヴォーカルと西本明さんが弾いたピアノ、大村雅明さんが施したストリングスを残し、あとの楽器はすべてホーボーキングバンドが録り直したヴァージョン。

ここからは番組アシスタントのゴトウさんがインタビュアーとなって『ソウルボーイへの伝言 The Very Best Of Motoharu Sano A Message to Soul Boy』の特集。

「僕の考える楽曲の良い状態のものを聴いてもらいたい」と元春は選曲の理由を話す。
過去の楽曲であっても今に鳴らしたいという気持ちがあり、アーティストのエゴかもしれないが、過去よりも今、そしてこれから先を切り開いていくものであってほしいという気持ちがあるそうだ。ファンの気持ちを考えると多感な頃に聴いたオリジナル・ヴァージョンは心に焼き付いているので、あまりに形が変わってしまうとがっかりさせてしまう。そうしたファンのよい意味でのノスタルジーを大事にしたいという気持ちもあるという。

・ヤングブラッズ
1985年のNHKの国際青年年のテーマ曲。この曲のP.V.は国内で最初に作られたミュージック・クリップとされている。撮影場所はNHKのそばの代々木公園。
曲の印税はアフリカ難民救済のチャリティーに寄付されたが、当時の番組(サウンドストリート)のプロデューサーによると、元春自ら寄付金の小切手をNHKの局長室に持って行ったとか。

・情けない週末
デビュー・アルバム『Back To The Street』収録曲。
元春が最初に書いたラヴ・ソングで16、17歳の頃に書いたそうだ。14歳の頃からソングライターを目指して、ランディ・ニューマン、トム・ウェイツ、ボブ・ディランを聴いていたので、彼らから作曲を学んだので作家堅気というか、ちょっとした自分の体験を基にして作曲することを16、17歳の頃からやっていたらしい。日本のそれまでの歌謡曲やポップ音楽に出てこない単語をふんだんに使った新しい感覚の曲を書きたい、コード進行や音楽の響き方や、言葉、詩のテーマ、全てにおいて今までになかった何かをやりたいという強い気持ちがあったそうだ。タイトルの「情けない週末」はポトリーを持ち込んだとか。

・アンジェリーナ
「1980年、僕はこの曲でデビューすることになります。聴いてください。アンジェリーナ」と元春。
鈴木慶一さんが「佐野元春というアーティストから詞の乗っけ方が変わった」と話していたとゴトウさん。
ただ楽しければいいというのではなくて、何か意味のあることを歌いたい、それまでの作詞作曲家が誰もやったことのないやり方で新しい表現をしてみたいという気持ちが常にあったそうだ。

・サムデイ
大滝詠一さんがフィル・スペクター・サウンドを自分なりに解析したレコーディングを行っていて、それを見学した元春は大いに刺激されたのだという。ハートランドのメンバーでオーケストレイテッドなサウンドを構築するため、ダビングを重ねたり、主旋律に対抗するメロディをピアノやオルガンやストリングスを重ねることで豊かなオーケストレイテッドなサウンドを得る手段に出たそうだ。誰もやったことのない、大滝さんとも違うフィル・スペクター的な重厚なオーケストレイテッドなポップ・サウンドを日本語で作りたいと思っていたとか。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送予定
今週は時間がないのでここまで。来週も番組アシスタントのゴトウさんがインタビュアーとなって『ソウルボーイへの伝言 The Very Best Of Motoharu Sano A Message To Soul Boy』の特集。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

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