Sunday Song Book #1334

2018年05月06日 | Sunday Song Book

2018年05月06日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 踊ろよ、フィッシュ / 山下達郎 "オーパス" '87
2. DESIRE / THE MASQUERADERS '80
3. I WILL FOLLOW YOU / RICK NELSON "FOR YOUR SWEET LOVE" '63
4. HAPPY/ THE SUNSHINE COMPANY '67
5. STAY WITH ME BABY / B.W.& THE NEXT EDITION '73
6. I'D RATHER GO BLIND / SPENCER WIGGINS '70
7. WALK DON'T RUN / CHET ATKINS "HI-FI IN FOCUS" '57
8. MY TRUE STORY / THE JIVE FIVE '61
9. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
「楽しかったゴールデンウィークも終わりでございます。明日からまた日常にみなさん、戻られることと思いますが。私は(笑)、もう(笑)、どこがゴールデンウィークだ、なにものだと。ひたすらレコーディングをやっておりまして。ようやく明日、リマスタリングでございます。CDが製品化、工場に送られるという。ええ。私のやつと、あとは竹内まりやのシングルとですね、同時並行してやっとりまして。なんとか乗り切りましてですね。でもここんところ体の調子が割りといいのでですね(笑)、ええ。割りとスタミナがあります。広島のクアトロで3人ライヴをやって帰ってきまして、スタッフはなんか具合が悪くてですね、貧血なやつとかですね、自律神経が失調したやつとか、いろいろごろごろしておりますが、私だけ元気でありまして恨まれとりますが。て、めでたく(笑)、一段落致しまして。リマスタリング今週ちょっとありますけれども。いよいよ今年のツアーの準備がはじまります。いろいろとまた、どうしょうかなと計画を練らなければなりませんが」と達郎さん。

・リクエスト特集
相変わらずお便りがたくさん届いていて、リクエストが山のようにあり、かけてもかけても減らない。50分じゃとても間に合わないが、今週は「リクエスト特集」の続き。

・踊ろよ、フィッシュ
台東区のはじめてお便りをいただいたリスナーからのリクエストで「踊ろよ、フィッシュ 」。ひと月前のお便りで、第一子出産の予定だが具合が悪くなり入院生活を送っているのだという。「いかがですか? その後。くれぐれもお大事に」と達郎さん。

・DESIRE
ザ・マスカレーダーズはテキサス出身の黒人5人組のヴォーカル・グループ。ひじょうに実力のあるグループとして知られていた。1980年のアルバム『THE MASQUERADERS』からシングル・カットされた「DESIRE」は全米ソウル・チャート30位。リクエストした川崎市のリスナーは「通常盤とプロモ盤の2枚持っていてマトリックスが違う」と長文のお便りの中で書いているそうだ。レコード会社のプレス工場はいくつもあってプレスした工場によってマトリックスが変わると達郎さん。プレス工場によって音が弱冠違ったりするので、達郎さんの場合はここ30年くらいずっとソニーでCDのプレスしているが、ラインがいくつもあって、静岡の5ラインとか水戸の4ラインとか微妙に音が違うのだという。達郎さんは場所を指定いたときもあったが、今は2つくらいのラインでやってる状態なので、音が平均していつも同じ音になってるとか。

・I WILL FOLLOW YOU
リック・ネルソンは'60年代を代表するアイドル・シンガー。1963年のアルバム『FOR YOUR SWEET LOVE』に収められている「I WILL FOLLOW YOU」は、同年にリトル・ペギー・マーチが全米NO.1にし、日本でもヒットした。ペギー・マーチのは「I WILL FOLLOW HIM」だが、男の人が歌うので「I WILL FOLLOW YOU」。達郎さんの好きなベーシスト、ジョー・オズボーンの音がしているそうだ。
曲をかけおえて。デビュー時はリッキー・ネルソンだったが後にリック・ネルソンになった。俳優としても活躍したが、アイドルとしての活動に不満を持ちカントリーに傾倒してヒットが出なくなった。1972年に復活したが、1981年に飛行機事後で亡くなった。享年45歳だった。息子はネルソンというハード・ロック・バンドのメンバーでヒットを放っている。

・HAPPY
ザ・サンシャイン・カンパニーはサザン・カリフォルニアの白人5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1967年の「HAPPY」は全米50位。

・辛い時期はどのようにして乗り切ったか?
リスナーから「長いキャリアの中で辛い時期があったと思うのですが、達郎さんはどのようにして乗り切りましたか?」という質問。
「先日もなんか四十代の話が出たと思いますが、働き盛り大変なんですよ、ホントに。私もこれくらいの年がいちばん苦しかった時代ですけれどもですね。あのとにかく戦わないとダメです。もがいていろいろありますけれども、投げちゃダメです。で、もがいてもがいて、そこから抜けて、後から振り返るとそのもがいたのが決して無駄じゃなかったというような確認が取れるはずです。いちばんよくないのはあきらめることですね。オレなんかとか、どうせこれがとか、そういう現状追認といいましょうか、そういうことはダメです。戦いましょう。ファイト! 歌の文句にそんなのがありますが(笑)。がんばってください」と達郎さん。

・STAY WITH ME BABY
B.W.& ネクスト・エディションはシカゴのデイカー・レーベルで2枚のシングルが確認されている。バック・グラウンドはわからない。1973年の「STAY WITH ME BABY」。

・I'D RATHER GO BLIND
3月21日にNHK-FMでオンエアされた「今日は一日“失恋ソング”三昧2018」で達郎さんがゲスト出演したときにかけた曲の関連の曲にリクエスト。エッタ・ジェイムズの「I'D RATHER GO BLIND」をかけたが達郎さんがいちばん好きなのはスペンサー・ウィギンスのヴァージョン。1970年のシングルでフェイム・スタジオにおいて、エッタ・ジェイムズと同じプロダクションによりでレコーディングされたそうだ。

・細田守監督最新作『未来のミライ』
『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、そして『バケモノの子』に続く細田守監督最新作『未来のミライ』が7月20日に公開される。このアニメ『未来のミライ』のオープニング・テーマとラストのエンディング・テーマ(主題歌)を達郎さんが書下ろした。先週、音の確認をしてきたところだそうだ。2009年の『サマーウォーズ』以来、2度目のコラボ。「同じ監督と二回やったの生まれて初めてでございます。今回もなかなか素敵な作品になっております」と達郎さん。この2曲はシングルとして7月11日に発売予定。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎スペシャル・サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・PERFORMANCE 2018
今年も6月23日から全国ホール・ツアーがはじまる。全国24都市49公演。8月1日、大阪のフェスティバルホール公演までのチケット一般発売は5月6日午後6時まで。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・今後の予定
来週はなんとギブソンが経営破綻したので「ギブソンで棚からひとつかみ」。「でもギターの製造は続行するというアレなので。だからギターだけ作っておけばいいんですよ。なんかいろいろなものを買収するからそういうことになるんです。私はギブソンよりもむしろフェンダー派なので。ま、でも一応ギブソンで棚からひとつかみ行ってみたいと思います。私なりのギブソン特集」と達郎さん。

・WALK DON'T RUN
チェット・アトキンスの「WALK DON'T RUN」にリクエスト。ヴェンチャーズでおなじみの「WALK DON'T RUN」だが、もともとはジョニー・スミスというギタリストが発表した曲。でもヴェンチャーズが聴いたのはチェット・アトキンスの演奏したヴァージョンで自分たちのレパートリーに取り入れたことが伝わっている。チェット・アトキンスのヴァージョンは1957年のアルバム『HI-FI IN FOCUS』に収められている。

・MY TRUE STORY
ジャイヴ・ファイブの「MY TRUE STORY」はドゥーワップのスタンダード・ナンバー。1961年、全米3位。ジャイヴ・ファイブはニューヨーク出身のドゥーワップ・グループ。
曲をかけおえて。ドゥーワップの特集をしてほしいというお便りが届いてるとか。まもなく達郎さんが監修したドゥーワップのナゲッツが出る予定だが、まだ契約がクリアになってないそうだ。「古い音源なので仕方がない」と達郎さん。

・新しい曲を聴くにはどうすればいい?
リスナーから「新しい曲を聴くようになるノウハウがあれば教えてください」という質問。
無理して追っかける必要はなく古い曲を聴いていればいいとか。達郎さんはトップ・ヒッツのコンピレーションやトップ40のリクエスト番組を聴いてるそうだ。達郎さんの場合は音楽の仕事をしているし、番組を作ってるのでちゃんと聴かないといけないが、そこまでして聴く必要はないのでは、と達郎さん。でもときどきこれはという曲があり、最近のお気に入りは少し古いがリトル・ミックスの「POWER」だという。

・片想い
5月に入ったので超常連のリスナーから1991年のアルバム『ARTISAN』に収められている「片想い」にリクエストが集まっているそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年05月13日は、「ギブソン・ギターで、棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp

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