<10月03日プレイリスト>
[「珍盤・奇盤特集」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
JUNGLE FEVER/THE CHAKACHAS '72
逢えば好き好き/マーガレット With バニーズ '68
AMERICAN WOMAN/THE TEXAS CHAINSAW ORCHESTRA "THE TEXAS CHAINSAW ORCHESTRA" '97
YAMASUKI/YAMASUKI'S '71
モッコシモコモコ(しゅき しゅき ダーリン)/オナッターズ '86
ホテル・カリフォルニア/タンポポ '77
太陽に抱かれたい/ジョニー広瀬 '67
雪子のロック/藤健次 '67
イエローサブマリン音頭/金沢明子 '82
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■内容の一部を抜粋
・近況
9月はロードに次ぐロード、東京には4日しかいなかったという。15泊16日というロードがあったそうだ。10月からは東京周辺の日程になるという。昨日、本日と中野サンプラザホール。先週の水曜日はNHKホール。番組はNHKホールと中野サンプラザのあいだに収録しているという。今週は6日(水)、7日(木)と鹿児島市民文化第一ホール。今日のサンプラザが終わると2/3が終わったことになる。残り1/3だが、その後にまりやさんのライヴが待ってるので全然休めないとタツローさん。
・珍盤・奇盤特集
今週は、ツアーを2/3やってさすがに疲れているので、タツローさんのリラクゼーションをかねて「珍盤・奇盤特集」。これまで大体5年に1回、6年に1回のペースで「珍盤・奇盤特集」をやってきたので久し振り。4年ぶりぐらいになるという。今回はリスナーからのフィードバックに応えてアンコールを交えつつ、まったりもしくはげんなり、脱力してもらいます、とタツローさん。
・ウィスキーがお好きでしょ
サントリーの角ハイボールのCMに使われているまりやさんの「ウィスキーがお好きでしょ」が11月3日にシングル「ウイスキーが、お好きでしょ」としてリリース。ちょうど一月後で本日オンエア解禁。本邦初オンエア。杉真理さんの作曲で、もともとは石川さゆりさんがサントリーのCMで歌っていた曲を、ゴスペラーズ、まりやさんとカヴァー。まりやさんのシングルは全部で3ヴァージョン。CMアレンジ・ヴァージョンとオーケストラ・ヴァージョン、やはりオーケストラだが英語のアレンジの違うヴァージョン。服部克久さんのオーケストラの2アレンジ・ヴァージョンとCMで使われたコンボ・ヴァージョンの3ヴァージョンが入ってる。今日はCMで使われてるCMアレンジ・ヴァージョン。
ジャケットは浅井健一さんがイラストを書いてるそうだ。着うた、着うたフルが9月8日水曜日から先行してレコチョクで配信されている。
・JUNGLE FEVER
1972年に大ヒットした、いわゆる一発屋のチャカチャス。アメリカでは全米8位、日本でも相当なヒットを記録した。ベルギーのスタジオ・ミュージシャンのグループで6人組。
・逢えば好き好き
1968年のGSモノ。寺内タケシさんの寺内企画からデビューしたマーガレット。本名マーガレット・リー・バレット。お父さんがアメリカ人、お母さんが日本人のハーフ。この人のシングル「逢えば好き好き」は寺内タケシとバニーズが演奏している。演奏はグルーヴがあるが、マーガレットさんの歌はかなり走り気味。その走り気味がまたいい、アン・ルイスさんが脱力したような歌い方、とタツローさん。
・AMERICAN WOMAN
1997年にライノから出たテキサス・チェインソー・オーケストラ。電動のこぎりで音楽をやる集団で、もともとは1985年にテキサス大学の学生が4人で結成したグループ。すっかり忘れ去られていたが1997年に再結成して出した。ニルヴァーナのカート・コバーンがそのテープを愛聴していたとライナーに書いてあるが、どこまで本当かはわからない。「AMERICAN WOMAN」はゲス・フーのカヴァー。
・YAMASUKI
1971年の作品。ヤマスキズはベルギー人とフランス人の混合で、メンバーの一人は、フランスのテクノ・デュオ、DAFT PUNKのお父さんだとか。でたらめの日本語で歌っている。
・モッコシモコモコ(しゅき しゅき ダーリン)
こういう珍盤・奇盤にはお色気モノやHモノがたくさんあるが、昼間の放送なのであからさまなのはオンエアできない。なので当たり障りのないものを。1980年代のテレビ朝日の番組から出てきたオナッターズは3人組の女性ヴォーカル・グループ。この中の一人、小川菜摘さんはダウンタウンの浜田雅功さんの奥さん。「モッコシモコモコ(しゅき しゅき ダーリン)」は1985年のセカンド・シングル。イントロが長過ぎる、これじゃあヒットしないよな、とタツローさん。
・ホテル・カリフォルニア
洋楽の日本語カヴァー。タンポポは女性姉妹のフォーク・デュオ。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」になかにし礼さんが日本語詞を付けたカヴァー・ヴァージョン。伊集院光さんが監修した『おバ歌謡』が音がいいのでその中からリマスタリングして紹介したそうだが、その中のライナーには「さあどうぞ、いらっしゃいと来て、頭の中に甲州街道沿いのケバいネオンのホテルが浮かんだら、そこがタンポポ版のホテル・カリフォルニアだ」と書いてあるそうだ。マカロニ・ウエスタンの趣がありますね、とタツローさん。
・太陽に抱かれたい
リスナーからのリクエストに応えて。
ジョニー広瀬さんは吉本興行の奇術師。別人という説もある。1967年のミノルフォンからのシングル。作曲遠藤実。遠藤実最高傑作といってもいいとタツローさん。
・雪子のロック
この曲にもリクエストがあった。赤坂泰彦さんが番組で取り上げて有名になった。
もともとはスリーファンキーズの高倉一志 さんがソロになり芸名を藤健次に変えて出した1967年のシングル。
・イエローサブマリン音頭
「珍盤・奇盤特集」の最後はいつも大瀧詠一さんの作品で終わっている。
1982年の金沢明子さんの「イエローサブマリン音頭」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
10月10日は、「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/