2022年07月03日プレイリスト「リクエスト+棚からひとつかみ」
1. CHEER UP! THE SUMMER / 山下達郎 "ソフトリー" 6月22日発売 ニューアルバム
2. CALL ME / CHRIS MONTEZ '66
3. VEHICLE / THE IDES OF MARCH '70
4. SWEET LITTLE THING / THE SPIRAL STARECASEE "MORE TODAY THAN YESTERDAY" '69
5. I'M NOT GONNA LET / COLONEL ABRAMS '86
6. WON'T SOMEBODY DANCE WITH ME / BRUCE JOHNSTON "GOING PUBLIC" '77
7. STEAL AWAY / ETTA JAMES "TELL MAMA" '67
8. IN THE NAME OF LOVE / ROBERTA FLACK "I'M THE ONE" '82
9. FUTARI (LIVE) / 山下達郎 "2019/10/09 札幌文化芸術劇場 HITARU"
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は相変わらず超前倒しで収録しているとのこと。
「暑いですけれど、なんか冷房が、節電とか言ってるわりには、どこ行っても冷房がきついですし。温度差が激しい。体調を崩しやすい今日この頃でございます」と達郎さん。ツアーは岡山、愛媛と終わって、7月1日(金)と2日(土)は大阪のフェスティバルホール。「うまくいってるはずであります」と達郎さん。今週は9日(土)と10日(日)広島文化学園HBGホール。
・ニュー・アルバム『SOFTLY』
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。7月4日付、オリジナル・コンフィデンスのアルバム・チャートで初登場NO.1。「全国のみなさん、ありがとうございました。よもや69歳でアルバム・チャートNO.1とは、あの夢だに(笑)、思っておりませんでしたけれども、本当にありがたいことでございます。まだまだ先、がんばっていきたいと思います。とりあえずツアーが6本終わりましたので、残りの41本がんばってやりたいと思います」と達郎さん。
詳しくはアルバム特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com
・リクエスト+棚からひとつかみ
この二年間続けてきたメールでの受け付けを一旦停止し、ハガキ・オンリーに戻ったが、益々ハガキが増えてきて、これでは全然メールをやめた意味がないそうだ。ツアーでバタバタしてるので今週は「リクエスト+棚からひとつかみ」みたいな感じになる。「納涼リクエスト大会」はもう少し先に予定しているが、でも同じような感じだとか。
・CHEER UP! THE SUMMER
夏が近づいてきたので夏の歌「CHEER UP! THE SUMMER」。
・CALL ME
クリス・モンテスはメキシカン・アメリカンの人で、初めはロカビリーではじまったが、路線を変えて男の人か女の人かかわからないソフトな声で歌う人になった。1966年、全米22位の「CALL ME」はトニー・ハッチの名曲。
・VEHICLE
アイズ・オブ・マーチはシカゴのブラス・ロック・バンド。1970年の全米2位の大ヒット曲「VEHICLE」。実質的にはワン・ヒット・ワンダー。ギターを弾いて歌ってる人はサバイバーのキーボード・プレーヤーになる。
・SWEET LITTLE THING
スパイラル・ステアケースのアルバムの中の曲にリクエスト。1969年の「SWEET LITTLE THING」はリード・ヴォーカルのパット・アプトンの超高音が冴える一曲。
・I'M NOT GONNA LET
R&Bを一曲挟んで。達郎さんの好きなシンガー、コロネル・エイブラムスはシカゴ生まれでニューヨーク育ち。テディ・ペンタグラスにそっくりなんだけれど、テディ・ペンタグラスのテクノ版という感じの「I'M NOT GONNA LET」は1986年、全米ソウル・チャート7位。
・WON'T SOMEBODY DANCE WITH ME
我孫子市の超常連のリスナーから東京国立近代美術館で開催されてる「ゲルハルト・リヒター展」の感想とリクエスト。「私も行きますけれど。ゲルハルト・リヒター、何点かポスター持っております。昔から好きでありますが」と達郎さん。リクエストはブルース・ジョンストンの1977年のアルバム『GOING PUBLIC』から「WON'T SOMEBODY DANCE WITH ME」。アメリカのダンス・パーティは男の子が女の子をダンスに誘う。誰も誘ってくれなくて壁の花になってる女の子に、お父さんが励まして、ダンスに誘ってくれる男の子が現れる。そういうハッピー・エンディングな歌。
・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。8月公演のチケットの一般発売が7月1日(金)からはじまっている。受付締め切りは5日(火)午後6時。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp
・STEAL AWAY
エタ・ジェイムズのアルバムの中の曲にリクエスト。1967年の南部マッスルショールズでのレコーディングの名盤『TELL MAMA』に入ってるジミー・ヒューズのカヴァーで「STEAL AWAY」。
・IN THE NAME OF LOVE
ロバータ・フラックの1982年のアルバムに入ってる「IN THE NAME OF LOVE」は、元々はグローバー・ワシントンJr.のアルバムに収められていたインスト。それに歌詞を付けたラルフ・マクドナルドとビル・ウィザースとウィリアム・ソルターの共作。
曲をかけ終えて。ドラムはスティーヴ・ガッドだが、このミックスはキックだけやたらでかい。
・ジャケットのないCD
金沢市のリスナーから「番組でかかったディオンの『YO' FRANKIE』をネットで購入したらジャケットがありませんでした。達郎さんはネットでレコードを買って、とんでもない商品が届いたことはありますか?」という質問。
しばしばあるそうだ。いちばん多いのはアナログ盤をイギリスとかアメリカの海外のディーラーに注文すると、熱でふにゃふにゃになって波打ってて、アナログ・プレーヤーにかけられない。クレーム入れてもノー・アンサーみたいなそういうアレで。それが50ドル、100ドルの高いヤツでもあって。昔は2ドル、3ドルで、そういうもので、まぁしょうがないなぁという。「そういうアレです!」と達郎さん。
今週は短めな曲ばかり選曲したら、大幅に時間が余った。そういうときは達郎さんのライヴが役に立つ。
・FUTARI (LIVE)
2019年10月9日に北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruで行われたライヴから「FUTARI」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2022年07月10日は、引き続き「リクエスト+棚からひとつかみ」(予定)
http://www.tatsuro.co.jp