僕がこれまでに体験した最大の地震は、小学生の頃の震度4。今日の朝、震度5弱、震度5強をも超え、震度6弱の恐怖に襲われました。
地震発生の午前11時前。今日は休みなので、ゆっくり自分の部屋でパソコンに向っていました。カタカタと揺れるのを感じ、しばし動けず。少し揺れが大きくなってきたので、反射的に窓を開けるため立ち上がりました。地震のほとんどない九州ですが、こんな癖だけは身に付いてます。
バサッ。僕の右腕に、本がぶち当たりました。窓を開けながら振り返ってみれば、本棚からバラバラと本が落ちているではないか!
「やばい」
「とうとう(こんなに大きな地震が)来た」
「とにかく、おさまってくれ」
一瞬にして、いろんな考えが頭をかすめていきます。外では、犬がキャンキャン泣き叫んでます。TVで見る「地震の瞬間」で聞いたことのある、ガチャンガチャンという音が騒ぎ立てています。廊下の扉を開け、1階にいる妹に向って、何か叫んだ記憶があります。「あぶない、隠れろ!」とでも言ったのでしょうか。
恐怖の数十秒が過ぎ、ようやく揺れが収まってくれました。震度5くらいだったのかな…なんて思いテレビを見てみれば、さっそく速報。なんと震源は福岡。そして我らがみやき町が、福岡市と並ぶ最大震度の6弱を記録している!福岡を震源に、こんなに大きな地震が起きるなんて…。(ついでに、新生みやき町の初全国区ニュースが、地震だなんて。)
建築学科に通い、地震の恐ろしさは嫌と言うほど学んできました。そしてこの九州だって佐賀だって、地震の危険性から逃れられない地域だということも、頭に叩き込んでいたつもりです。だけど…まさか…足がガクガクしました。
地震直後で、他の地域からの電話がまだなかったためか、電話はすんなりつながり、店にいた両親の無事を確認。正午ごろになって家の周りを歩いてみましたが、これといった被害はありませんでした。同じみやき町でも私の住んでいるあたりは地盤がしっかりしているので、実際の揺れはそんなに強くなかったのかもしれません。
テレビで見る福岡市の惨状は大変なものだし、久留米でも家屋倒壊の被害が出ているそうで、心よりお見舞い申し上げます。
(…ふと冷静に考えてみると、職場のマイデスクにうず高く積んでいる書類は、大丈夫だろうか?地下1階だから、揺れの増幅はなかっただろうけど…今日明日、臨時出勤しなくていいのかな?)