韓国旅レポート⑥おごられまくった

　今回の旅行、５日間という日程にも関わらず、使ったお金は全部で４万円にもなりませんでした。友達の家に泊まったので、宿泊費がいらなかったというのも理由なのですが、一番大きかった理由は、とことんおごってもらったからです。年上だけではありません、年下も含めて…。
　韓国は基本的に、年上が年下に奢ることが多いです。だから年下にまで払わせるわけにはいけない、なにより自分自身、バイトで稼いでいる身と思い、何度も出そうとしたのですが、ほとんど拒まれてしまいました。

　一度、後輩にタバコを１箱おごったのですが、その時のやりとり。
　「兄（ヒョン）、お願いがあるんですが…」
　「おう、何だ？」
　「いや… やっぱりいいです」
　「気になるじゃんか。気にせず言えよ」
　「ちょっと…　たばこ奢ってほしいんですよ。実は今、お金なくて。さっき（夕ご飯）もカードで払ったでしょ」
　「そんなこと、気軽に言えばいいのに。オレだって、バイトで稼いでるんだぜ」
　「でも兄、わざわざ日本から来ているのに、おごらせるわけにはいかないですよ」

　留学後、韓国の友達に会いに行くのははじめてだったんですが、こういう気持ちでみんな奢ってくれていたんですね。その分僕からは、お土産をたくさん持っていきましたが、気持ちは足りていたかな？
　今度、誰かが日本に来るときには、物価の高い日本だけに、とことん良くしてやりたいものです。稼ごう！

韓国旅レポート⑤高速船は酔わないのか？

　博多～釜山間でしのぎを削る、未来高速vs.ＪＲ九州のライバル２社。しかしいずれも強調するのは、高速船ならではの揺れない快適な船旅です。果たしてそうなのか？

　今回、往復乗船した未来高速。確かに往路では、海はすばらしく凪いでいて、なんだか高速バスにでも乗っているような気分の、快適な船旅でした。
　しかし帰路では、台風に刺激された前線のおかげで、これまで何度か乗った中でも、もっとも厳しい航海に。どかんどかんと不気味な音を上げながら、ものすごい振動が続き、正直かなり怖かったです。一度などは２階まで大波がかぶり、乗客からは悲鳴が… 生きた心地がしませんでした。

　今まで乗った経験では、冬場に乗ると揺れることが多く、夏場ならそんなに心配はいらない… と思っていましたが、結論。

　日韓高速船の乗り心地は、季節に関係なく、天候によりけり。

　「酔わない船旅」をあまり宣伝するのも、船に弱い人のことを考えれば、ちょっと酷な気がします。これから乗られる方は、天気予報を気にしつつ、それなりの覚悟をして下さい。