帰路、車で走っていると原田線沿いに出たので、気になっていた「あの場所」へ行ってみることにしました。そこは筑前山家駅。この駅前にある西鉄北九州線の600型電車が気になっていたのです。
600型電車は、かつて小倉を中心にネットワークを築いていた路面電車、西鉄北九州線の主力車両の一つ。物心がついてからも段階的に廃止されていったため、印象に残っている路線です。
そこで活躍していた車両が、北九州市とも西鉄とも関係ない場所に鎮座しているのだから、最初に見た時には驚きでした。それも塗装がきれいに維持されていて、放置されている風には見えず、以来「謎」として心に残っていました。
1日7往復しかない原田線に乗っていては近付くことも叶いませんが、今日は車。間近で見てやろうと車を寄せてみれば、あれ、中に人がいる!
思わず声を掛けてみれば、この方々がこの電車を守り継いでいる張本人なのだとか。ここ山家の土地をJRから借り、ウン百万円の費用をかけて輸送、そしてこうして月一回集まって、塗装を直し整備しているのだとか。
並大抵の情熱でできることではありません。うーん、すごいことだ。
でも、仲間で集まってわいわい作業をやっている姿は、本当に楽しそう。道路は走れないけれど、電車にとっても幸せな余生でしょう。また走れる日を夢見ながら…
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北九州線車両保存会
600型電車は、かつて小倉を中心にネットワークを築いていた路面電車、西鉄北九州線の主力車両の一つ。物心がついてからも段階的に廃止されていったため、印象に残っている路線です。
そこで活躍していた車両が、北九州市とも西鉄とも関係ない場所に鎮座しているのだから、最初に見た時には驚きでした。それも塗装がきれいに維持されていて、放置されている風には見えず、以来「謎」として心に残っていました。
1日7往復しかない原田線に乗っていては近付くことも叶いませんが、今日は車。間近で見てやろうと車を寄せてみれば、あれ、中に人がいる!
思わず声を掛けてみれば、この方々がこの電車を守り継いでいる張本人なのだとか。ここ山家の土地をJRから借り、ウン百万円の費用をかけて輸送、そしてこうして月一回集まって、塗装を直し整備しているのだとか。
並大抵の情熱でできることではありません。うーん、すごいことだ。
でも、仲間で集まってわいわい作業をやっている姿は、本当に楽しそう。道路は走れないけれど、電車にとっても幸せな余生でしょう。また走れる日を夢見ながら…
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北九州線車両保存会