Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

電車でエコなイオンモール筑紫野

2008年12月21日 | ■にっき
筑紫野市天拝山にできた、イオンモール筑紫野に行ってきました。

 高い自動車依存度から、ショッピングセンター激戦区と言われてきた筑後・佐賀。
 元祖だった「筑紫野とうきゅう」はすでに過去のものとなり、ジョイフルタウン鳥栖は核テナントだった寿屋が破綻、鳥栖シティーモールもパチンコ屋が入るなど迷走中。
 サティはイオン系列となった今、イオングループvsYoumeTownという構図で激しい競争が繰り広げられています。
 狭間の中心市街地は、タイヘンな事態になってますが…

 で、この激戦区に進出した新しいイオン。さすがは流通界のガリバーで、ゆとりある天井階高、カーブを描き期待感を高める仕掛けのなされた廊下、随所に置かれたスツールやソファーのセンス、分かりやすいサインなど、よくできたモールでした。

 そしてこれまでこの地域のSCになかった特徴が、駅に近いこと。西鉄朝倉街道駅から徒歩10分、JR天拝山駅からなら5分以内と、公共交通機関での足のよさがウリになっています。オープン前には西鉄もJRも、広告ジャックされていました。
 環境志向の高まりや運転できない高齢化の増加を見込んでか、郊外立地の駅前SCは全国的にも増えつつあるようで、国内最大級のレイクタウン越谷ではわざわざ駅まで作られました。
 このイオン筑紫野、ほとんどが車での来客(駐車場は満車でした)ではあるものの、駅からも人の流れができており、主婦や中高生同士が傘をさして、買い物袋を手に歩いていました。

 エコ、交通弱者にも優しい、うん、よいSCだ。
 と思いつつも、シャッター街と化した久留米や周辺の中心市街地を思い出し、いよいよとどめかなと思うと、暗澹たる気分にもなったのでした。