鳥栖へ行ったついでに、新鳥栖駅の工事現場を見てきました。
周囲では重機が動き、周辺整備の真っ最中。開業まで50日というのに大丈夫か心配になりますが、急ピッチで整備していくのでしょう。在来線の新鳥栖駅も、姿を現し始めました。
朝日山公園に上れば、駅舎の全容はもちろん、筑紫トンネルの入り口や、平野にまっすぐ伸びる高架橋も俯瞰できます。試運転初日には多くのギャラリーが集まったそうですが、今後も名撮影地になっていきそうです。
さて新幹線関連の話題といえば、新八代駅で新幹線と接続し、宮崎への速達サービスを提供する高速バス「B&Sみやざき」号の概要が発表されました。既存の宮崎行き高速バス・フェニックス号にとってはライバル出現ということになりますが、両者を比較してみましょう。
まず宮崎駅までの最速所要時間を、バスは天神起点、JRは博多起点として比較してみると、
B&S:3時間08分
スーパーフェニックス:3時間58分
と、新幹線ルートだと50分早く到達できます。
通常運賃は、
B&S:9,290円
フェニックス:6,000円
と、新幹線ルートが約1.5倍。
割引運賃で比較してみると、
B&S:6,800円(2枚きっぷの1枚当り)
フェニックス:4,800円(4枚回数券の1枚当り)
となり、差はだいぶ縮まるようです。
運転本数を比べると、
B&S:16往復
フェニックス:24往復
とフェニックスの方が圧勝ですが、B&Sも新設路線としては一気にかなりの本数を確保してきたと思います。
運賃の差や、新八代での乗換えの手間を考えると、B&Sルートが定着するかはなんとも読み辛いところ。選択肢が多いことは利用者にとって便利なので、うまく「棲み分け」が図られていけばいいなと思います。
なお鹿児島・宮崎を巡る人向けに、発駅から鹿児島中央までの新幹線、B&Sルート、そして鹿児島~宮崎の特急券・乗車券をセットにした「宮崎・鹿児島のんびりきっぷ」も発売予定とのこと。福岡市内発15,800円となかなかお手ごろで、僕もこのきっぷを手に、B&Sや787系「きりしま」の初乗りに出かけたいと思っています。