Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

宮崎~福岡、3ルートの戦いに

2011年02月20日 | ■旅と鉄道
 新幹線の全線開業とともに、新八代接続で宮崎への最速ルートを確立することになった「B&Sみやざき号」。これまでの高速バス「フェニックス号」との激しい争いが予想される…と思っていましたが、さらに複雑な競合を繰り広げることになりました。

 まずはJR九州が、福岡~宮崎間に別ルートの高速バス「たいよう号」を、4月13日から新設することを発表。天神を経由せず博多駅と宮崎方面を直通し、フェニックス号との差別化を図ります。
 運行するバスも4列シート、3列シート、2階建バスの3車種と多彩。普通運賃はどれも4,500円ですが、前売りきっぷではクラスによって差がつきます。3列シートで3,000円、4列シートでは2,500円という激安価格で、しかも事前に予約・購入すれば適用されることから、この値段が実勢価格となりそうです。

 ライバルのフェニックス号は、片道普通運賃6,000円、特割で乗れる皆割フェニックス号でも3,300円で、たいよう号の安さが際立ちます。一見、社内で競合するように見える「B&S」とは運賃で差別化を図り、2ルートを合わせて博多駅への誘客も図ろうという作戦のようです。

 なお、現行のフェニックス号の共同運行グループにもJR九州バスは参入していますが、同日をもって撤退するとか…まさに、昨日の友は今日の敵。同じく共同運行を行っている鹿児島便でも、今後同じような動きにならないかが気になるところです。

 ではフェニックス号は手をこまねいてばかりかと言うと、こちらにも動きが。1年半前に廃止された夜行便が、半年間の期間限定の試行という形ながら、復活することになりました。
 面白いのは復活に至った経緯で、ニュースリリースにははっきりと「今春のJR九州在来線ダイヤ改正で深夜特急『ドリームにちりん』号が廃止されることとなり、再び高速バスの夜行便に対する需要が期待できると判断し、運行を再開いたします。」と書かれていることです。
 ライバル会社の動きが理由であるとはっきり示すのは、異例なことではないかなと思います。九州内のバス乗り放題きっぷ「SUNQ パス全九州」も利用できることから、格安旅行派にも支持されそうです。

 これら新路線で、全体的にはかなり供給量が増えると見込まれ、そうそう急に需要が増えるとは思えないので、1年後にはどうなっているか分かりません。高速1,000円と宮崎道無料化でますます厳しさを増す中で、航空機も合わせた4ルートの競合の行方が注目されます。

新幹線開業記念旅行のきっぷ…NGCは3割引継続

2011年02月20日 |  □九州新幹線全線開業
 九州新幹線の開業初日から3日目にかけて、新幹線の初乗りや“平行在来線”の初日の様子、さらには新幹線に合わせて走り始める列車やバスの乗り歩きを計画しています(3日目が実現できるかは、仕事の進み具合によりますが)。


 まずは早朝、筑後船小屋までクルマを飛ばして、レアな筑後船小屋発の一番列車に乗ります。
 この列車のきっぷ、今日もまだ売れ残っており、恐らくはこのまま開業初日を迎えるのでは…。単に開業一番列車のきっぷを欲しいのであれば、狙い目の列車です。逆に6両のうち自由席は4両もあるので、乗るのが目的なら、自由席でも充分かもしれませんね。
 船小屋から博多まで2,790円というのはだいぶ高いという感覚があり、新幹線で行くとしても今後は自由席にすると思いますが、これも記念と思っての投資です。



 わずか27分(!)で早朝の博多駅に降り立ち、開業初日の始発駅の空気を吸った後には、下り「さくら」に乗って、新規開業区間を新八代へと下ります。さくら405号は、鹿児島中央方面の列車では珍しい800系による運行です。
 買った切符は、すでに入会受付を終了している若者限定会員カード「ナイスゴーイングカード」割引の適用を受けています。新幹線開業後の扱いについては検討中とのアナウンスが出ていたNGCですが、現行通り3割引が継続されることになり一安心。長い間お世話になったNGC最後の1年、せいぜい恩恵を受けておこうと思います。

 新八代到着後は、“平行在来線”初日の様子や新幹線新駅へのアクセスを体験すべく、

 新八代(普通)熊本(快速くまもとライナー)玉名(九州産業交通バス)新玉名(新幹線つばめ)新大牟田(西鉄バス大牟田)大牟田(快速)筑後船小屋

 というルートで戻り、車を久留米に引き揚げ。久留米と新鳥栖の様子を見に行き、できれば車両が入れ替わる「かもめ」にも乗ってみたいと思います。



 明けて開業2日目は、鹿児島・宮崎を巡る旅に出発。使うきっぷは、
博多(新幹線)鹿児島中央(きりしま)宮崎(B&Sみやざき号)新八代(新幹線)博多
というルートで周遊(逆コースも可)できる新商品、宮崎・鹿児島のんびりきっぷです。途中下車は鹿児島中央と宮崎でしかできず、沿線の霧島や都城を訪れることはできません。鹿児島~宮崎間をフリー区間にでもするか、せめて途中下車自由にしてこその「のんびり」だと思うのですが…


 博多から鹿児島へは、「みずほ」で最速の79分を体感。地元の久留米も一気に通過の予定で、ワープした感覚を楽しめることと思います。


 鹿児島で一息ついてから、指宿枕崎線の新特急「指宿のたまて箱」で指宿へ抜けます。秋に「なのはなDX」で下ったばかりの道ですが、がらりと変わった新特急での旅路は、また一味違ったものになるでしょう。
 指宿で時間があれば、未訪の地である最南端の駅・西大山を訪ねてみたいと思います。

 新幹線開業で暫定復活…というか、指宿~根占間から鞍替えする南九船舶の山川~根占航路に乗って大隈半島に渡り、鹿屋の友人宅で1泊。
 翌日鹿児島市内へ出て、787系に衣替えして3日目の「きりしま」に乗り、ぐっと快適になった車内からの桜島展望を楽しみつつ宮崎へ。


 わずかな宮崎観光を楽しんだ後は、新八代接続で新幹線と結ぶ「陸路最速」ルートの、「B&Sみやざき号」に試乗します。JR九州バスと宮交、産交の3社共同運行ですが、「つばめ」カラーのJR便に乗れればいいな。

 新八代で新幹線に乗換え、自由席で博多へと戻ります。
 その後は、新幹線開業後、初の平日を迎えた博多駅にしばらく残り、「新幹線通勤」の様子を見ながら久留米に戻りたいと思います。

 かなりの欲張りコースですが、これだけの旅を3日間でできるのも、新幹線があればこそ。きっぷも宿も押さえたことだし、後は仕事が順調に進むよう、努力するばかりです。

祝!九州~ココロひとつに九州縦断ウェーブ~

2011年02月20日 |  □九州新幹線全線開業
 カメラを載せた新幹線に、手を振る。
 それだけと言ってしまえばそれだけの企画なのに、オフィシャル会場の定員8千人はあっという間に満員御礼。特に鉄道好きじゃない人との会話でも、話題になっていた。
 その名も「九州縦断ウェーブ」。今日の昼をはさんで、鹿児島から博多を結んで開催されました。

 オフィシャル会場は申込者しか入れないけれど、沿道から手を振るのも参加方法の一つ。僕は昨日のロケハンの結果、筑後川にかかる長門石橋の上から手を振ろうと思っていましたが、ツイッターを見ていたら、誰が発信したのか分からないけれど、長門石橋と新幹線橋梁の間の土手で手を振ろうとの呼びかけを発見。イベントは大人数で盛り上がるのが好きなので、躊躇なく土手へ転進することにしました。

 とはいえ、あのあたりに駐車するスペースはないはずなので、対岸の梅林寺の河川敷にクルマを停めたのは13時15分。




 通過予定時刻まで35分もあるというのに、橋と土手にはすでに人だかりが。


 路上駐車はNGですよ~






 風船に旗にプラカード。皆さん、思い思いのアピールグッズを作ってきていました。




 程度の差こそあれ、皆さん、鉄道が好きなことに間違いはないので、合間合間に通過していく列車にも熱い視線が注がれます。筑後川を渡るリレーつばめも、あと20日間の姿です。


 時間が近付くにつれ、頭上には何機ものヘリコプターが現れ始めました。1機はレインボーカラーに彩られており、JRが飛ばしたんでしょうか?? さらには飛行船まで現れました。

 13時44分、試験場前駅付近で見ていたという友達から、「通りましたよぉ!」というハイテンションな電話が入ってくる。いやおうなく、筑後川での雰囲気も高まってきます。


 13時50分過ぎ、ついに来たぁ!(写真は友人撮影)
 誰ともなく声を上げ、歓声の中、虹色の新幹線が姿を現しました。ゆっくり、ゆっくりと進んでいく虹色の新幹線。両手を振り、ボンボンを揺らし、旗を振って飛び跳ね、それぞれの形で迎えました。でも新幹線を迎えた高揚感は、きっと一つ。
 なるほど「九州が、ひとつになる」イベントだったわけです。


 やや博多側に上った鳥栖市の田んぼの真ん中でのユーチューブ動画。昨日のロケハンの時には、線路に向かってかかしが立っており、ここでもなにか企てている人がいるんだなと思ったものですが、こちらも大盛り上がりだったようです。
 鳥栖の旭山に登った友人家族からの報告からも、大賑わいの様子が伝わってきました。

 終わってしまえばあっという間だったけど、なんだか嬉しさと楽しさの余韻が入り混じったような気持ちです。


 2年前の寝台特急「はやぶさ」の最終列車が走った時には、沿道から多くの人が手を振り、機関士さんもその気持ちに応えて手を振っていました。またSL人吉号の運転開始の頃、熊本ではおもてなしの心の表現として、「手を振レール運動」なんて呼びかけがあったこともあります。

 しかし「列車に手を振る」ことに、会場を用意し、CMもバンバン流して、ここまでの規模のイベントに仕立てたというのは、おそらく前代未聞の出来事だと思うし、恐らく後に続くものもないんじゃないかと思います。


 話題性も充分で、さっそく今日のニュースでは全国放送にまでなっていました。九州新幹線の集客に、きっと弾みも付くものと思います。