Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

小さな時刻表、GJ!

2012年12月24日 | ■旅と鉄道
 JTBとJRが競う、冊子版の時刻表。
 家でのプランニングに最適な大型版は、JR版が本文の2色刷り、JTB版は読み物コーナーが充実とそれぞれ特色がありますが、実用面においては双方、大差ないように思います。僕はJRの全国ダイヤ改定の際には大型版を(今後の資料用として)買っていますが、JRとJTBを交互に買っています。

 一方、旅行で持ち歩くには中型、小型の時刻表が最適。
 旅の荷物を減らすには小型がいいのですが、鉄道旅行派としては、情報量の少ない全国小型版はあまり買ったことがありません。小駅の時刻が省略されているのですが、たまたま僕の住んできた街の玄関は小駅ばかりだったので、旅立ちの駅が載っていないというのは、なんだかいい気がしなかったのです。
 幸い九州は地域版の小型時刻表が充実していて、これなら全駅掲載。特に九州旅行案内社の「綜合時刻表」は、大型時刻表にないローカルバスまで網羅されていて重宝します。

 全国をまたにかけて旅する時は、やっぱり中型!ということになりますが、大型と違って各社の掲載範囲には大きな違いが。JTB版は民鉄線まで載っていますが、小駅は省略されていてやはり不便。JR版はJR全駅掲載の代わりに、民鉄線はほぼ無視されています。2社の狭間で異彩を放っていたのが交通案内社の「日本時刻表」で、JR全駅掲載+民鉄線も掲載でページ数も多く、それでいて値段は同じ。「準大型」ともいえる充実した内容で、学生の頃はよくお世話になったものです。

 …という中型時刻表が競った時代も、今は昔。ネット、ケータイの普及とともに時刻表市場は急速に縮小し、日本時刻表は2004年、JTB版も昨年で廃刊になっています。昨年の冬に東北を旅した時は適当な中型時刻表がなく、重いのを我慢して大型時刻表を持っていきました。

 そして今年。夏は多忙で旅行できなかったので中型版を買う機会がなく、年末年始の東北・北海道旅行用に買おうと書店に行ったら、見慣れない時刻表を見つけました。その名も「小さな時刻表」。

 パッと開いてみたら、うわ、小さな字!でも詳しい…それもそのはず、大型版の時刻表をそのまま縮小したという時刻表なのでした。欄外のひとこと投稿コーナー「グッたいむ」まで、忠実にそのままです。
 調べてみるとこの春に刊行された時刻表で、以後季刊で夏、冬に発刊されているとか。小型版の時刻表を拡大した「文字の大きな時刻表」が中高年向けに人気を博したのとはまったく逆の、若者向け時刻表と言えそうです。値段も大型に比べれば安く、僕の学生時代に欲しい時刻表だった!

 スマホの普及でさらに小型・中型の需要が縮小しそうな中で、細かな需要を掴んだ新時刻表。今後も末永く続くことを祈ってます。 

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