Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

東京もやもや街あるき【1】健在!九州~東京間の夜間移動・サンライズ瀬戸

2016年07月15日 | ■旅と鉄道
 両親も本人も転勤族だった嫁さん。東京だけでも、居住経験のある街は用賀、荻窪、町田と3つにもなるそうです。どんな街で育ったのか、気になります。
 そこで7月17日(日)にある横浜のライブに参戦するついでに、3つの街とその周辺を巡ってみました。テレビ東京の某番組風に言えば「もやもや」な街めぐりです。


 今回、往復とも新幹線+サンライズエクスプレスの乗り継ぎで移動しました。趣味的にも楽しいルートですが、久留米から東京まで岡山での乗り換え1回で夜間移動できるので、実用性も高いのです。
 あ、私ごとではありますが、この7月に福岡から久留米に戻りました。


 19時47分に久留米を出発した「さくら」は、22時ジャストに岡山着。金曜日夜の政令市の玄関駅は、ちょっとほろ酔いの人でごった返していました。
 「サンライズ」発車までのインターバルは34分。夜食の調達には、丁度いいころ合いです。


 大改良で、多方面に渡る乗り換えもすっきり案内されるようになった、在来線の岡山駅コンコース。その中でもサンライズの行き先「東京」は、はるかかなたの目的地です。




 岡山では、高松からの「サンライズ瀬戸」と、出雲市からの「出雲」を併結。3連休前の金曜日とあって先着の「瀬戸」の乗客も多く、連結シーンには多くのギャラリーが集まります。
 ホームの放送では、「写真撮影の方はお気を付けください」と繰り返し流されていました。


 連結シーンを見守ってから、はやる気持ちを抑えて乗車。往路は、1階の「シングル」を2部屋抑えました。
 小さな作りの部屋だけど、1人で占有できる窓は大きく、狭苦しさは感じません。ワイドな車窓を独占できる楽しさがあります。


 1階からホームを眺めたら、こんな感じ。視線の高さを、ホームの床面が流れていきます。
 車内はデビュー当時のデザインのままですが、1度リニューアルされたのだとか。個室寝台は熊本・多良木の「ブルートレインたらぎ」しか経験のない嫁さんも、想像以上の居住性にすっかり気に入った様子でした。


 ただ、3連休前の金曜日という、上京にはベストなタイミングにも関わらず、3割くらいは空き室のままなのはちょっと不安です。
 サンライズは、最後に残った定期夜行列車。ピーク時に席が埋まらないようでは、先が思いやられてしまいます。


 岡山と兵庫の県境ではすっかり深夜の装いでしたが、姫路では電車を待つ多くの人を見かけ、神戸が近づくにつれ時間の針を巻き戻したようになっていきます。
 三ノ宮では、平行する阪急電車のマルーンの車体が流れていきました。


 淀川を渡れば、大阪・梅田。空は街の光を映し、光り輝いていました。


 大阪駅、0時32分着。時間でいえば日付をまたいだところですが、さすがは大阪、不夜城です。サンライズの乗車口にも、列ができていました。
 ざっと見たところ、大阪駅出発をもって車内は満室状態。さすがは夜行列車絶滅期を生き延びた人気列車、心配は杞憂でした。


 途中、夜中に少し目覚めたものの、1週間分の疲れもあってぐっすり眠り朝を迎えました。車窓に映る列車は、東京エリアのもの。
 目覚めたらはるか遠くの地に運ばれている感覚は、夜汽車の醍醐味です。


 丸の内の2大歴史的建築物、東京駅と中央郵便局に迎えられれば、7時8分、東京駅に到着です。久留米から12時間弱、実用的な夜間移動でした。


 到着した列車をバックに、記念写真を撮る人も多数。連休とあって、家族連れの姿も目立ちました。


 1日は始まったばかり。東京駅は、早朝から旅立つ人でラッシュ時のような賑わいです。
 僕らは駅ナカの飲食店街「グランスタ」にある、築地・寿司清を目指しました。


 鯛の胡麻だれ茶漬けは、朝のサービス価格で税込み670円!半生のおいしい鯛をお腹に収め、さあ街巡りに出発です。

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