明るい方を見るという技術

2006年10月17日 | メンタル・ヘルス





 コスモス・セラピーでは、まずものごとの明るい面を集中的に見るようにお勧めします。1) 2)

 そうすると、まじめで落ち込み癖のある方から、「現実にはもっと暗いことがたくさんあるのに、それでいいんでしょうか? もっと現実を見つめる必要があるんじゃないでしょうか?」といった質問が出てきます。

 そういう質問に対しては、次のようにお答えします。

 暗い現実を「問題」と言い換えてみましょう。

 問題は、見つめていると、解決したり、解消したりしますか?

 しませんよね?

 どうしたら、解決できるんでしょう。

 原因をよく考えて、それがわかったら、無くすように取り組んで、原因が無くなったら結果としての問題も解決または解消するんですよね?

 で、冷静なのとあせっているのと、どちらがよく考えられるでしょう?

 元気なのと落ち込んでいるのと、どちらがうまく取り組めるでしょう?

 そうですね、当たりっ! 冷静で元気、ですよね。

 では、明るい方を多めに見るのと、暗い方を多めに見るのと、どちらが冷静かつ元気になれると思いますか?

 そうですよね、明るい方を多めに見ることですね。

 私が、北朝鮮やアフガンやイラクなどなどについてあまりふれず、最近スウェーデンに集中的に注目しているのは、そういうわけです。

 あ、いうまでもなく、この心の技術は、暗い現実ばかり見つめていても心はまるで暗くならないという「メンタル・タフネス」「メンタル・マッチョ」の方には必要ありませんので、お勧めしていません。



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コメント (1)
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