ワークショップ案内

2007年07月11日 | Weblog

 生きる自信の心理学=コスモス・セラピー   ワークショップ


 サングラハでは、これまで独自のプログラム、「コスモス・セラピー」を体験していただくワークショップを数多く行ない、大きな反響をいただいてきました。社会人プログラムでも、いくつもの大学の授業でも、顕著な効果をあげています。

 テーマは、ほんとうの「生きる自信」。人間は生きているだけで価値がある、自信をもっていい、もつことができるということを、現代科学や心理療法をベースにした深い根拠に基づいた理論とシンプルでしかも効果の高い体験的ワークで、理解し実感していただけるでしょう。

 ここのところ主幹の他の仕事の多忙さのため、しばらく中断していましたが、久しぶりに夏のワークショップを開催します。内容は、さらにヴァージョン・アップされ、いっそう充実しています。
  
 自信・元気を失っている生徒、学生などを何とかしてあげたいと思っている指導者の方・親ごさんにも、自分自身が自信・元気を得たいと思っている方にも、どちらにもきっと役に立ちます。

 今回の場所は、伊豆でももっとも砂浜の美しい弓ヶ浜です。とても明るくてのどかな、ワークショップにふさわしい場所、体も心も癒されるでしょう。ぜひ、お出かけください。


●日時:9月1日(土)午後1時~2日(日)5時頃

●場所:静岡県賀茂郡南伊豆町弓ヶ浜612 温泉民宿「ひがし」
    TEL& FAX 0558-62-0739  HP:http://www.minami-izu.net/higashi/

●参加費:一般2万6千円、会員2万3千円、
      準学生(専業主婦、フリーター、年金生活、社会人半年以内)2万1千円、
      学生・無職の方1万9千円、1泊3食付き、交通費自己負担。

●テキスト:岡野守也『生きる自信の心理学』(PHP新書、700円+税)。

●持参品:筆記用具、軽い運動のできる服装・靴、寝転べる広さのシート、懐中電灯

●お申込みは、〒251-0861藤沢市大庭5055-6-2-18-1831 岡野へ
E-mail: okano@smgrh.gr.jp または Fax. 0466-86-1824 で。

* 募集定員まであと1名のみとなりました。ご希望の方は早めにお申し込み下さい。


         コスモスワーク  伊豆弓ヶ浜 参加申込書

氏名                男・女 生年月日19  年  月  日生
おところ  〒                               
                                      

電話      メールアドレス     携帯番号      携帯アドレス

一般・会員・準学生・学生・無職(○で囲んでください)
お支払方法 銀行振込・郵便振替・現金封筒      月  日頃支払い予定

「ミュルダール入門?」を見つけた!

2007年07月11日 | 持続可能な社会

 またまたインターネットの恩恵にあずかりました。

 「ミュルダール」で検索していたら、藤田菜々子氏(名古屋大学)の「ミュルダールの福祉国家論」という論文に出会いました。


 論文調なので、「だれでもわかるミュルダール経済学入門」というわけにはいきませんが、ていねいに読んでいくと、論旨は明快でとても参考になりました。

 ここで藤田氏に心から感謝申し上げたいと思います。

 みなさんもよかったら読んでみられませんか。

 一部だけ、読者のみなさんの参考に引用させていただきます(改行は筆者)。

 「1930年代において,ミュルダール夫妻は,スウェーデンの福祉国家形成過程のとりわけ思想面において大きな役割を果たしたことがしばしば指摘される。

 当時のスウェーデンでは,出生率低下という人口減少問題が社会問題として深刻に受け止められつつあったが,ミュルダールは妻アルバとともに共著『人口問題の危機』(初版1934年)を出版し,政策論を展開した。

 ミュルダール夫妻の基本的主張は,出生率低下の原因は経済的な困難にあるが,それは働く機会があるのに出産のためにはそれをあきらめなければならないというような困難であるということであった。

 彼らは,子供を持つことに対する社会経済的困難は取り除かれなければならないという見解に基づき,事後的あるいは対症療法的ではなく,事前的かつ普遍主義的・平等主義的な社会政策としての「予防的(preventive, prophylactic)社会政策」の必要性を訴えた。

 そこには理念的にスウェーデンの普遍主義的福祉政策の原型が現れていたと評価される。」

 つまり、ミュルダールは、

①「スウェーデンの福祉国家形成過程のとりわけ思想面において大きな役割を果たし」、

②かつ「『予防的社会政策』の必要性を訴え」、

③さらに「そこには理念的にスウェーデンの普遍主義的福祉政策の原型が現れていたと評価される」のだそうで、

 どうもそんなことはその世界(経済学界? 福祉学界?)では「しばしば指摘される」ような常識だったようです。

 うーむ、残念、私は知りませんでしたが。

 「知るを知るとなし、知らずを知らずとなせ、これ知るなり」(孔子)なので、知らないことはこれから勉強して知ることにします。

 なんだか、もう一度学生に戻った気分です(この分野については学生も学生、一年生みたいなものですからね)。

 しかし、学生ではないので、一言文句を言います。

 こんなに翻訳や研究はなされているようなのに、なぜ、市民の耳に届いて、日本の政治の現場に活かされるような〈生きた知〉にならなかったのでしょうね。

 そんなことはない、要するに私が知らなかっただけ、なんでしょうかねえ。




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