孫娘とのクリスマス

2005年12月25日 | いのちの大切さ

 今日は一日、久しぶりにやってきた一歳半の孫娘と過ごしました。

 「ジージ」、「バーバ」はもちろん、片言がいろいろ話せるようになっていて驚くほどです。

 こちらの言うことはほとんど通じていて、「おいで」とか、「こっちだよ」、「あっちだよ」など指示がみんなわかります。

 特に可愛いのが、「ご本を読もうか」と言うと、自分の好きな絵本を持って当然のような顔をしてひざに坐ってくることです。

 彼女は、私が自分のジージであり、私にすごく愛されていることを信じ切っているようです。

 安心し切って、少しわがままも言います。

 しかし、もう「ダメ」もかなりわかるようになっていて、私が書斎で仕事をしていて、「ここはジージのお仕事するところだからね、ダメなんだよ」と言うと、入り口のあたりでもじもじするのですが、入ってきていたずらをしたりはしません。

 わがままもできるし、聞き分けもできるという、すんなりとした孫娘の育ちぶりに、すっかりうれしくなりました。

 もっとも感動したのは、食事の後で、娘が教えた「ごちそうさま」と手を合わせて頭を下げるご挨拶をちゃんとできたことでした。

 かみさんと二人で、心から「いい子だねえ」と絶賛しました。

 両親や祖父母とのこうした関係によって、自分の生きている世界への、エリクソンのいう「基本的信頼感」が育くまれていくのだな、と改めて思いました。

 何よりもうれしいクリスマス・プレゼントに恵まれた一日でした。

 孫が眠った後、記事を書きながら、私たち大人は、子どもたちみんなに、自分の生きている世界に対する不信感ではなく「基本的信頼感」をもてるような、あるべき社会を再建してプレゼントしなければならないのだ、と決心を新たにしています。


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6 コメント

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心温かくなりました。 (HIRO)
2005-12-25 23:41:24
子どものことを思えば思うほど、良い環境・社会を作っていきたいと思います。
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ほのぼのです。 (りょう)
2005-12-26 00:36:03
昨日のコメントは力入りすぎてました。

コメントのご返事、先生にはぐらかされて(笑)、ハッとしました。支えあって、手を取り合っていくための「縁起」の教えだった。すべてがつながっているということから生じる慈悲こそが、すべてだったのだと。

教理哲学の問題をこね繰り回すのは、そろそろ卒業します。

学びと実践を深めるのは自利利他のため。机上の空論には、なんの取り柄もない。反省しました…。

お孫さん、さぞかわいいんでしょうね(^-^)目に浮かびます。

子どもたちのためにも、まっとうな社会を築いて行きたいですね。
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言い忘れてました (りょう)
2005-12-26 00:41:52
私も、宗教は究極行く付く先はひとつだと。ずっとそう思っていました。

先生と出会えてよかった…。

お寺の幼稚園ですが、これからもクリスマス会を行って参ります。メリークリスマス!!
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Unknown (type1974)
2005-12-26 00:46:23
まあ、かわいい…

ジージ、至福ですね!
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Unknown (あすか)
2005-12-28 08:29:59
本当にかわいいですね。

幸福な空間が伝わってきて感動しました。
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感謝です! (おかの)
2005-12-28 11:47:03


>みなさん



 ただのジジバカに共感していただいて有難うございます。



 でもこういうジジバカも、精神分析的発達心理学者エリクソン風にかっこうをつけていえば、generativity(生殖性、生産性、創造性、次世代を育てたいと思う成熟した心)なんだと思っています。



 自分にしか関心を持てない stagnation (停滞の状態)から、generativity へと、個人も社会も成長していけるといいですね。



>ところで、あすかちゃん



 元気に学んでますか?

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