里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ノイバラの赤い実

2018-10-27 | 日記
岩手県一関市花泉町永井地区の南東部、丘陵地の農道を沢に向かって下っていると、
道下の藪に、たくさんの小さな赤い実が生っているのが見えます。
法面を下って観察すると、既に落葉していますが、ノイバラの実で間違いないでしょう。
海岸近くや川沿いに多い印象がありますが、耕作地周りや山裾などでもよく見かけます。




                            二枚とも2018.10.19撮影

ノイバラの実で果実酒をつくると、やや赤みを帯びた琥珀色に仕上がります。
私の場合は果実酒用の瓶にノイバラの実を4分目程入れ、ホワイトリカーをいっぱいに入れ
るだけです。砂糖は入れないので半年ほど熟成させ、それからチビチビ飲み始めます。

ノイバラの実は生薬名を営実(えいじつ)といい、利尿や下剤として用いられます。
乾燥させた実を煎じて飲みますが、非常に作用が激しいため、民間での使用は避けるよう
注意書きされています。有効成分はフラボノイドのアフゼリン、マルチフロリンなど。


                                2018.10.19撮影

ノイバラは2016年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴などは、下の青字をクリックして参照願います。
ノイバラの白い花



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