一関市花泉町、丘陵地の林道を下りきると、麓に大きな屋敷林があります。
この集落の民家は洪水対策で集団移転しているため、屋敷林ではありますがすでに母屋は
無く、今は納屋や作業小屋しか残されていません。
そんな屋敷林西側の法面に、フッキソウが群生しているのを知っていましたから、そろそ
ろ花が咲く季節かと訪れてみました。
屋敷林のフッキソウが群生している一角を覗き込むと、濃緑色の葉の上に点々と白い花ら
しきものが見えます。木陰に踏み込んで観察すると、それは長さ4~5cmの花穂で、花の
ように見えるのはたくさんの白い雄しべのようで、先の方には茶褐色の葯が付いています。
なお、雄花も雌花も花弁は無いのだそうです。
後で調べてみると、雌花は花穂の下の方に数個付いているとのことで、私の写真で見ると
雌花は2個付いていて、2つの反り返った白い花柱からなっています。
三枚とも2023.3.29撮影
フッキソウは2015年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/b58ea0874eb37c83e5dc5182f134f400
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