里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

シカの食痕か 杉の甘皮剥ぎ

2022-03-19 | 日記
登米市東和町、沢に並行する林道から分かれて、平坦な谷底に続く杉林内をゆるやかに上がって行くと、何本かの杉の皮が剥かれているのを見つけました。クマが杉の甘皮を剥いだ痕は大和町などで何度か見ましたが、この場所の杉とはちょっと違うような感じがします。クマの場合は高さ2~3mまでベロリと剥ぐのに、ここでは僅かに50~80cmしか剥がれていないのです。                        . . . 本文を読む

イワボタンの根生葉か

2022-03-16 | 日記
登米市東和町、沢に並行する林道をゆるやかに下って行くと、山側から水が浸み出していて路面もぬかるんでいます。そんなぬかるみに何かの小さな根生葉が散生、或いは群生しているのを見つけました。しゃがみ込んで観察すると、植物図鑑に載っていたヨゴレネコノメに似ているような ? 初めて見る植物なので、自信はありませんが・・ 林道は杉林内を下っていて、すぐ脇を沢が流れているので、かなり湿度の高い場所ですね。杉は . . . 本文を読む

タチツボスミレの根生葉

2022-03-13 | 日記
一関市花泉町、丘陵地の林道を下って行くと、轍の間や路肩に小さなスミレの仲間の根生葉が生えています。しゃがみ込んで観察すると、よく見かけるタチツボスミレの根生葉のようです。この林道沿いでは杉林の入口付近や路肩の草叢の中など、半日陰の場所に多い印象です。まだ寒い季節に、このように緑葉が見られるのはありがたいですね。                               二枚とも2022 . . . 本文を読む

メリケンカルカヤ 北限の更新

2022-03-09 | 日記
一関市花泉町、丘陵地の林道を下って行くと大きな構造物群があり、その周辺や林道沿いには冬枯れの草地が続いています。そんな草地の中に丈が50~70cmのイネ科らしき茎が密生していて、よく見ると茎の途中に白い綿毛らしきものが幾つか残っています。これは昨年、松島町の丘陵地で観察したメリケンカルカヤでしょうね。                               二枚とも2022.3.4撮 . . . 本文を読む

フッキソウのツボミ

2022-03-07 | 日記
一関市花泉町、集落道をゆるやかに下って行くと、行く手に屋敷林が見えてきました。立ち寄ってみると数年前まであった民家は洪水対策で移転したようで、作業小屋と農機具小屋が残されています。幸い屋敷林はかつてのままで、樹下にフッキソウが群生していたのを思い出して農道から覗き込むと、先に訪ねた時と同じように濃緑色の葉が群生しています。花が咲くのは4月頃ですから、今見られるのはかたいツボミだけですね。 . . . 本文を読む