気仙沼市本吉町、中河川の河川敷を河口方向へ下って行くと、中小の礫が露出した石川原があり、そこに濃緑色の簀を立てたように、細い茎の植物が密生しています。歩み寄ると密生しているのはトクサで、茎の先端にはツクシ形の胞子嚢穂が1個だけ付いています。トクサは上流域の沢辺などで何度か観察していますが、このように胞子嚢穂が付いているのを見るのは初めてです。ただ、くすんだ暗灰色のものが多いので、一週間前の方が新鮮 . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町、中河川の河川敷に細い作業道があって、これを河口方向へ下って行くと、作業道脇の草地にもっこりした茂みがあり、そこに点々と青紫色の花が咲いています。茂みはつる植物が絡み合っていて、花は蝶形花が多数付いた総状花序、葉が偶数羽状複葉ですからマメ科のつる植物ですね。たぶんクサフジの仲間でしょう。さらに行くと、このつる植物が絡み合った茂みが5~6箇所にありましたから、ここでは特に珍しい植物では . . . 本文を読む
東松島市野蒜地区、防潮堤を下って砂浜を歩いて行くと、見なれない植物があちこちに生えていて、茎や枝先には丸い実が生っています。海浜植物の一種なのでしょうが、何科の植物かさえも判りません。帰宅後にネット検索で調べてみましょう。
ネット検索で「海浜植物 丸い実」などと入力して、出力された写真を中心に調べてみましたが、似たような植物が見つかりません。この砂浜では、オカヒジキと同じくらいたくさん生えている . . . 本文を読む
東松島市宮戸島、津波被害にあった農地が復旧したようなので、農道を巡って植物観察をしていると、路肩に黄色い小花を付けた植物が群生しています。しゃがみ込んで観察すると、マメ科のウマゴヤシの仲間のように見えます。さらに行くと、あちこちの路肩に島状に群生しているので、農道に盛った土か、敷いた砂利に種子が混じっていたのでしょうか。
植物図鑑でウマゴヤシを検索し、前後のページをめくるとコメツブウマゴヤシとい . . . 本文を読む
東松島市宮戸島、漁港近くの崖下につる植物が蔓延っていて、たくさんの白い花を咲かせています。歩み寄って観察すると、ノイバラの花のようですが、葉表に光沢がありますからテリハノイバラでしょう。そもそもノイバラの花はとうに終わっていて、今は青い実が生っている時季ですからね。
数年前にテリハノイバラを観察したのは福島県の新地町で、その節は時季が早くて花数が少なかったので、いずれ撮りなおさねばと思っていまし . . . 本文を読む