里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

トクサの胞子嚢穂 石川原

2023-07-15 | 日記

気仙沼市本吉町、中河川の河川敷を河口方向へ下って行くと、中小の礫が露出した石川原
があり、そこに濃緑色の簀を立てたように、細い茎の植物が密生しています。
歩み寄ると密生しているのはトクサで、茎の先端にはツクシ形の胞子嚢穂が1個だけ付い
ています。トクサは上流域の沢辺などで何度か観察していますが、このように胞子嚢穂が
付いているのを見るのは初めてです。ただ、くすんだ暗灰色のものが多いので、一週間前
の方が新鮮な胞子嚢穂が見られたことでしょう。

トクサは日当たりを好みますから、この川原のように他の大形の植物が繁茂していない場
所は絶好の自生地と言えるでしょう。また地下茎を延ばして増殖し、そこから多数の地上
茎を伸ばして株立ち状になります。少し離れた何箇所かに群生していましたが、それらも
地下茎で繋がっているのかも知れませんね。

                              三枚とも2023.7.3撮影

トクサは2015年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.n下のe.jp/snobo045/e/177e2ba139a1ed793178ad4c59cbab6b

 



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