登米市津山町、川に並行する集落道を歩いて行くと、道下の法面に枯草の藪があって、そこからスイセンのツボミらしきものが何本か出ています。丁寧に枯草を除くとスイセンの群落が出てきて、ツボミも10本以上立ち上がっています。誰かが球根を植えるような場所ではないので、北上川の増水時に流れ着いた球根があったのかも知れません。
スイセンはきれいな花を咲かせますが、ほとんどの種類は結実しません。それは染色体が3倍 . . . 本文を読む
登米市津山町、川に並行する集落道を歩いて行くと、道下には広い河畔林が続いています。篠竹の少ないエリアを見つけて林内を歩き回ると、大きく樹冠を広げた大木が何本かあって、その粗い枝ぶりからオニグルミの木のように見えます。似た木にサワグルミがありますが、もっと樹皮の色が白っぽいのでこれとは違いますね。
三 . . . 本文を読む
石巻市大川地区、山間の林道を上がって行くと、道下の斜面に株立樹形の低木が生えています。少し斜面を下って確認すると、樹皮が淡い茶褐色で砂粒のような皮目があるので、アブラチャンの木ですね。枝を見ると、すでに丸いツボミが膨らみかけています。周囲を見渡すと、下の斜面や山側斜面にも数株生えています。
アブラチャンの花はマンサクの花が終わった頃に咲き始めますから、この辺りの花期は3月末~4月初め頃でしょうか . . . 本文を読む
石巻市大川地区、北上川河口域の嵩上げされた一帯を踏査していると、昨年12月にウラギクと思われる根生葉を観察した場所近くを通りかかったので、厳寒期を過ぎたいま、それらがどうなったか気になって再訪してみました。
昨年の12月に観察したウラギクの中には、根生葉の中心から茎を15cmほど立ち上げている株があったので、それを探し回ったのですが、なかなか見つかりません。少し離れたところにはシカの糞がボロボロ . . . 本文を読む
一関市花泉町、丘陵上の高低差の少ない林道を辿ると、木材の仮置き場らしき小広場があって、何かの根生葉が群生しています。しゃがみ込んで観察するとキツネアザミの根生葉で、芽生えたばかりの小さな苗から、直径7~8cmに育った大きな株まで、合わせれば百株以上はありそうです。特に珍しい植物ではありませんが、群生数が多いので記録したく取り上げてみました。
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