南三陸町西部、山間の農道から分かれて、細道が窪地の奥の方へ上がっています。
これを辿ると、道脇や林床から山裾にかけて、たくさんのスイセンらしき根生葉が伸び始
めています。ただ、スイセンなら日当たりの良い場所に生えるのですが、ここでは樹木周
りや山蔭にもたくさん生えています。スイセンではないのかも知れません。
よく見ると葉がスイセンより厚めで、群生状態も違いますね。スイセンは球根でしか増え
ませんから親株に近接してたくさんの葉を出しますが、この植物は小さな島状で広い範囲
に散生しています。種子で増えるのかも知れません。
観察していて突然ひらめきました。これはキツネノカミソリですね。
木陰や樹陰に群生するヒガンバナ科の植物で、やや湿り気のある腐葉土を好みますから、
ここは正にそれらの条件を満たしている場所です。
ざっと200株ほども群生していて、特筆に値する群生地なので取り上げてみました。
三枚とも2024.3.22撮影
キツネノカミソリは2017年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/893c267c1d6597de5e133c723c1b217c
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