一関市藤沢町、山間の車道を東へ上がって行くと、山側から枝垂れるように枝を伸ばす小高木があって、枝にはダンゴ状に集まった実が吊り下がっています。これはヤマウコギですね、それにしても実成りが良すぎて驚かされます。車道脇の南向き斜面下で日当たりが良く、それで実成りが良くなったものと推測します。
ヤマウコギの実は8月頃には黒紫色に熟しますが、これがヒヨドリやメジロなど野鳥の大好物で、実をついばんでは糞と . . . 本文を読む
一関市藤沢町、山間の車道を東へ上がって行くと、山側の林際にたくさんの実を付けた小高木が茂っています。葉が奇数羽状複葉、表面が濃緑色で少し光沢があるので、ウルシの木でしょう。ヤマウルシの葉よりも一回り大きく、厚みもありますね。実を観察するのは初めてですが、まるで玉のれんのようです。ちょっと引っ張ってみたくなりますが、ウルシの実ですから触ったらかぶれてしまいます。
その日の夕方、首のあたりが痒くなっ . . . 本文を読む
石巻市大川地区、防潮堤を越えて北上川畔に下り、防潮堤下の礫上を上流側へ上がって行くと、大きな砂洲が広がっています。河口から1kmほどの地点でしょうか。この辺りは追波湾の荒波や潮汐と、川の流れがせめぎ合う場所なのでしょうか、けっこう砂が溜まっていて、高さ1~1.5mの小丘や窪地がミニ砂丘のように続いています。
そんなミニ砂丘に群生していたのがコウボウシバです。コウボウシバは数年前に南三陸町の小さな . . . 本文を読む
石巻市大川地区、北上川河口近くの防潮堤下を歩いて行くと、昨年の12月に見つけたフジウツギ(或いはその仲間)が点生する場所に着きました。見上げると株には淡紫色の花が咲いているように見えます。防潮堤の勾配が緩やかなので、ブロック面を上がれそうです。フジウツギの株まで上がって観察すると、すでに花の盛りは過ぎていて、花穂の1/4くらいしか残っていません。枝葉を見ると、小枝にひれ状の翼が付いているので、同定 . . . 本文を読む