石巻市大川地区、河口近くの嵩上げ地の中の農道をしばらく行くと、昨年の12月にウラギクらしき根生葉を観察した草地に着きます。ウラギクは淡紫色の花を咲かせますから、草地の中を歩き回ってその花を探しますが、全く咲いていません。
代わりに咲いていたのはセイタカアワダチソウの黄色い花で、あちこちに群れ咲いていますが、よく見ると同じ黄色い花でも草丈が40~80cmと低い株が点在しています。葉を見ると昨年の1 . . . 本文を読む
登米市東和町、集落道脇に6~7枚の耕作放棄田が続いていて、その奥の方が赤く色づいているように見えます。田んぼの中に踏み込むと、水が浸みだしていて一歩ごとにジュブジュブと泥濘ますが、歩けないほどではありません。
赤く色付いている場所まで行くとタコノアシの紅葉で、果穂も赤くなっていて今がちょうど見ごろです。低地でも珍しい植物ですが、山間部で観察するのは初めてで、株数はけっこうありますね。セイタカアワ . . . 本文を読む
登米市東和町、集落道を上がって行くと右手に1本の細い舗装道が分岐しています。その上には集落は無いはずですが、畑地か牧草地が拓かれているのかも知れませんね。その細道を上がって行くと、山側が松混じりの雑木林になっていて、車道からも何種かのキノコが見えます。少し行くとやや大きめで灰褐色の傘のキノコが数本生えているのを見つけました。雑木林を少し上って観察すると、灰褐色の傘には卵の殻を砕いたような破片状のも . . . 本文を読む
登米市東和町、細い車道を集落方向へ下って行くと、斜面下の腐葉土が積もったところに、傘が黄褐色のキノコが5~6本生えています。しゃがみ込んで観察すると傘表面に粘性があるようで、雨上がりですから水分を含んでヌラヌラとてかっています。1本抜き取って傘裏を確認すると、淡黄色の管孔ですからイグチ類ですね。
キノコ図鑑でイグチ類のページを開き、前後のページをめくっているとよく似たキノコが載っていて「ヌメリイ . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町、山地中腹の車道を上がって行くと、鬱蒼とした雑木林の中を行くようになります。少し行くと道路脇の法面に、白っぽい小さなキノコが10本ほど生えているのを見つけました。法面には厚く腐葉土が積もっていて、下層は黒土に変わっています。キノコは傘にも柄にも粗いおが屑のようなものに覆われていて、触れるとボソボソした感触で指にも付いてきます。正体が判らないだけに、やや不快な印象です。
科目が判らな . . . 本文を読む