白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

北信五岳のひとつ 斑尾山に

2016年05月01日 22時54分56秒 | 登山

4月中旬に、多分インフルエンザに罹った。熱は一週間ほどで下がったが、その後、咳がなかなか抜けなかった。

おまけに、インフルエンザの後遺症か、膝から下側が、猛烈に痒くなる症状に悩まされ続けている。

体の中の免疫機能が、壊れてしまったかのようだ。

そんな中、4月の最終日、北信五岳のひとつ、斑尾山に出かけた。

この山は、清水栄一さんの選定した信州百名山にも選ばれている。

標高は1,382メートル。標高はそれほど高くない。それでも、北信五岳の中の、一番右側にその姿を浮かび上がらせている。

自宅から一時間ほどで麓まで行けるので、足慣らしにはちょうどいい。

 ガイドブックには、あまり登場しないが、斑尾の湯の少し先から登るコースが、今回の登山コース。

ほとんど直登の急坂だが、多分最短コース。

上部はブナの原生林の中を歩く。ブナはどうしてこんなにも僕らの気持ちを落ち着かせるのだろう。

頂上はほとんど展望の利かない林の中だ。

 

既に数人の登山者が、山頂で休んでいた。

この人たちは、数百メートル横に素晴らしい展望があることを、多分知らない。

 

野尻湖を眼下に見下ろし、他の北信五岳の姿をまじかに見られる絶景ポイントがある。ここは大明神岳。

ここまで、50分。

かみさんと持参したおにぎりを食べ、遠くに見える山々を指さしながら、あれは一夜山、あれは火打山、、、などと至福のひと時を過ごす。

今年になって、信州百名山は、飯縄山、虫倉山、御座山、天狗山、斑尾山と五座登った。

近いところは何回も登っているが、信州はとても広いので、遠いところはなかなか行けない。

人生はもう、そんなに長くはないので、今年はできるだけ遠い山へも行きたいと思っている。とはいえ、信州の中でのことだが。

まだ、体調が戻らないが、もう半月以上こんな状態なので、もう動き始めよう。

もう五月だ。

庭のナナカマドも可憐な花をつけた。

僕がインフルエンザらしき症状で、立ち止まっている間にも、季節はどんどん進んでいた。