白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

とにもかくにも 今年が終わる 

2016年12月31日 21時43分27秒 | 日記

 

この三日間、そば打ちの日々だった。

三十日は仲間たちの餅つき大会。

この時、そばをふるまうのが恒例となっている。

三十人前近く必要だ。

このそばを楽しみに東京から来る人もいる。

今年は、お土産に持って帰りたいので、余分に打ってもらえないかと打診があった。

知人の娘さんで、年が明けたら結婚の予定があるという。おめでとう。

我が家の子供と保育園が同じクラスだった。

月日が流れるのは早いものだ。

そばは高山製粉の縄文と八ヶ岳という銘柄。

粉がいいので、そばは大好評だ。

一人当たり二人前以上食べた。

僕たち夫婦はもっぱらそば茹でと盛り付け作業。

搗き立てのもちもたくさんある。

そば湯も濃くてうまい。

小さかった子供たちも、いつか大きくなった。

 

いろいろなことがあった一年だが、とにもかくにも今年も終わる。

 

明日は飯綱山(1,917m)への元旦登山。

今度で三十八回目となる。

今では雪山でしか履かなくなった皮の登山靴。

GOROで誂えた自慢の靴だ。

やっと出番が来たと喜んでいるように見える。

無雪期の山は、ほとんどトレランシューズで行くようになってしまった。

もう駆け足登山は卒業だという人もいるが、僕はもっと駆け足登山を追求したい。

来年は南アルプス南部の縦走を企てているし、信州百名山もあと二十九座なので、完登に近づきたいと思っている。

振り返るのは止そう。

新しい年のことを思うことにしよう。

過ぎたことを振り返って嘆くことは後ずさりしていくことと同じ。

 

今年もあとわずかわずかで終わる。

とっておきのそばを我が家の年越しそばに打っておいた。

玄挽という粗挽きのそば粉だ。

 

粗挽きのそば粉は打つのが難しいが、食べるとすごくうまい。

既におなか一杯の状態だったが、あっという間に食べてしまった。

これを我が家以外に出すと、これがスタンダードになってしまうので門外不出とした。

 

一年が終わろうとする時、うれしい知らせが届いた。

千葉に住む長男のつれあいが、おめでただという。

四ヶ月だという。前回流産というつらい経験をしているだけに、大事にしてもらいたいと切に願う。

いいこともある。悪いこともある。それもこれも人生。

時はゆっくりと、それでも確実に流れる。

 

まさにマイペースで、書きたいときに書いてきたこのブログ。

訪問してくださった方々、ありがとうございました。

良い年を迎えられることを願いながら、明日の元旦登山に備えて眠りに就こうと思います。

 

 

 

 

 


いつになくゆったりとした師走

2016年12月21日 22時11分17秒 | 日記

この夏、僕は六十五歳になった。

年金は満額支給となった。

もちろん年金だけで暮らせる額ではない。

だが、仕事だけで人生を終わっていくなんてまっぴら。

日々の暮らしを楽しみながら、ほどほどに仕事もしていくようにしたい。

その仕事も、この年末に途切れた。

そこで、自分の小屋の手入れや、ロケットストーブの製作作業をしている。

今使っているロケットストーブはとてもよく燃えて、外は零度くらいでも室内は20度以上になる。

ただ、このロケットストーブは耐久性に問題があるらしい。

ステンレスの煙突の中で薪を燃やし続け高温になるので、毎日燃やし続けると半年くらいでボロボロになるらしい。

そこでスペアのロケットストーブを作ることにした。

 

 ロケットストーブの材料。

煙突部材。ホームセンターで合計3,000円くらい。

 

一斗缶は仕事先で空き缶をもらってきた。

以前は焚口を直に穴あけして曲がりの煙突を差し込んでいたが、結構シビアなので今回は差込口を部品化してビス止めすることにした。

 

 

 

曲がりに直管を差し込む。

 

 

 

断熱材としてパーライトを入れる。

一斗缶一つのロケットストーブもあるが、今回は二段構成。

 

 

 

焚口を差し込み、横に煙突用の穴をあけた二段目の缶をはんだ付けしてアルミテープでとめる。

二段目にもパーライトを煙突穴の少し下まで入れて、抑えのふたを入れる。

 

 

 

上に鉄板を載せれば今使っているロケットストーブと同じになる。

だが、構造は少し違う。

今のストーブは中に小さな缶を入れて二重構造になっている。

今回はもっとシンプルに、もっと楽にできるように改良を加えた。

問題が少しある。

天板に使う鉄板が、真ん中だけ加熱されて歪んでしまう。

時により、煙突の廃棄より吸気の方が多いと、歪んだ天板の隙間から煙が出てしまう。

これは、焚口を鉄板で塞ぎ、空気の吸入量を調節することで回避できる。

 

久々に熊本から帰ってきた娘が友達を連れて来た。

紀伊半島の村で古民家を借りてこの冬を過ごすという。

薪ストーブを設置したいと思っていたという。

ロケットストーブを見て、作ってみたいという。

一斗缶を3個あげた。

うまく作れるといいのだが。

 

 

小屋の中を少し整理した。

まだまだ時間がかかりそうだが、暖かいストーブのおかげで、少しも苦にならない。

いつになくゆったりとした師走を過ごしている。

 

* * * * *

このところ白樺小舎便りを更新しなかった。

ネットの世界は虚構の世界。

現実の暮らしの方がずっと重かった。

11月初めに行われた村長選は、自公の推す候補に147票差まで迫ったが、惜敗した。

この近隣でも自民王国といわれる程自民党が強いこの村で、ここまで迫れたのはすごいことではある。

が、やはり選挙は勝たなければ何にもならない。

捲土重来。

 

それに、最近迷惑メールが外国からも届くようになった。

yahooメールを利用しているが、大量に個人情報が流失したことと無関係ではないのかもしれない。

携帯電話にもワンギリの怪しい電話がかかってきた。

個人情報が流失しているのは間違いない。

メールアドレスは変更することにした。

ネット依存ではないので、何の痛痒も感じない。

ただ、更新もしていないのに、毎度訪れてくださる方もいて、申し訳なくは思っている。

自分の書いた記事などほとんどみないのだが、ふとみるといいね!をポチッとしてくれている人もいて、また書かなければと思う。

 

12月初め、善光寺平を囲む里山をめぐるトレイルランニング130キロに参加した。今回は80キロまでで帰還。

それから半月くらい経って諏訪湖一周のランニングに行った。16キロある。

足が思うように動かなかった。

疲れが残っているのだなと改めて思った。

6月以降ほとんどランニングをしていなかったツケが回ってきた。

元旦には38回目となる飯綱山の元旦登山が待っている。

3日から6日までは東海道歩き。静岡の丸子から見附まで。

ここを歩けば、日本橋から愛知の宮の渡しまで、箱根越えを残して完了。

次は三重の桑名から京都の三条大橋までの行程となる。

さぼらないでそろそろ体を動かし、脚を作ろうと思う。

来年は南アルプス南部の縦走に行くつもりなので、それに向けての長い道のりとなるが、楽しみつつ頑張る。