中山晋平の故郷、中野市でカチューシャマラソンが行われた。
朝から晴天で、気温はぐんぐん上がった。
僕はハーフマラソンにエントリー。
カミさんと息子は5キロ。
開会式で、スキーの荻原健次氏が招待選手として紹介された。
出場者は、確か1,024名。
9時25分にハーフマラソンはスタート。
インフルエンザの影響で、この一月ほど、ほとんどトレーニングができていない身、2時間30分の制限時間内に完走、が一応の目標となった。
1キロ6分を少し切る程度のスピードで、走り続ける。中には、かなりの年配者もいて、明らかに70代後半以上と思われる細身のおばあさんが、スタタタと足取りも軽く追い抜いて行った。
まいったなあ。
所々に給水所があった。テレビで見るマラソンランナーの真似をしてカップを取ってみたいが、こぼれてしまいそうで、立ち止まって飲み干す。
いつの間にか、同じペースのランナーたちが周りを走っている。
軽々と走っている人もいれば、ドタドタと走っている人もいる。それが同じペースだというのがとてもおかしい。
自分は、どんな姿で走っているのだろう。無駄に力んでいないだろうか。美しく走っているだろうか。
早さより、そちらを優先する。
折り返し地点が次第に近づいてくる。向こうから、ゲストランナーの荻原健次氏が走ってくる。すれ違いざまハイタッチ。
折り返しは約10.5キロの地点。
この春先、千曲川の堤防でランニングしていたのは12キロ。2月に走った諏訪湖一周は16キロ。
次第に、あまり走っていない領域に入っていく。
往路は緩やかな下りだったので、袋は上り坂。歩き始める人も出てくる。
だが、僕はもともと山登りの人なので、ほとんどスピードを落とさずに登っていける。
それにしても暑い。
残り5キロ、残り3キロ、という看板が出てきて、自分の残りのエネルギーとスピードを調整する。
まだまだいける。
少しスピードアップして、ゴール地点を目指す。
グランドを半周してゴールイン。
胸のゼッケンに付けられたチップが即座に時間と順位をはじき出す。
結果は、2時間2分0秒。
あと少しで2時間を切れたのに残念。
順位は60代男子の部、63人中26位。
カミさんと息子も無事完走した。
これまで、マラソン大会に出ることなどあまり考えなかったが、走ってみると、色々な走りをする人がいて、いい刺激になった。
大きな大会は敬遠して、地方の小さな大会で走るのは自分に合っていると思う。
大事なことは、楽しみながら走る事。